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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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BtoBマーケティングの開拓者たち

【決定版】ウェビナー施策を成功に導くためのTips(メルマガ集客・リード選定・フォローアップ編)

【メルマガ成功事例】すぐに実行できる歩留まりアップ施策

 メルマガがたくさん届いてうんざりしている経験は、読者のみなさん自身もお持ちではないでしょうか? 受け取り手にがっかりされないために、メルマガはどのような内容が良いのでしょうか。実際に当社で配信し効果の良かったメルマガ例を紹介します。

「1時間前」のリマインドメールは絶対実施しよう

 また、メルマガ告知とは別で、申込者に対して再三のリマインドメールで歩留まりを防ぐことも重要です。参加者には7日前、3日前、前日、1時間前と4回のリマインドメールを送りましょう。当社はこれを実施し、非常に高い参加率をキープしています。

 ウェビナーは、気軽に参加できることがメリットである反面、リアルのセミナーと比べて欠席しやすい、忘れやすい、優先順位を下げやすいという要素もあります。

 イベント2週間前に申し込んだ時点では意欲が高くても、日々忙しく過ごすなかでウェビナーへのモチベーションが薄れていくのは仕方のないことです。そうした申込者の気持ちを理解し、まずはカレンダーに登録してもらうことが大事です。リマインドを多くするほうが実施日を意識してもらい、「忘れて予定を被せてしまった」という事態を防ぐことができます。

 さらに上級者は、参加者がウェビナー当日を楽しみにしてくれるような内容をメルマガに取り入れても良いかもしれません。たとえば「情報をチラ見せする」「登壇者について紹介する」など、モチベーションを刺激するような内容まで入れられると参加率はよりあがるでしょう。

 ですが、リマインドメールの内容を毎回カスタマイズするのは大変な手間だとも思います。4回も手作業で送るのはめんどう、という場合は「前日」と「1時間前」のリマインドメールだけでも取り入れてみてください

リード選定の成否を分ける「参加者アンケート」

 ここから、ウェビナーマーケティングにおいて最も重要な「リード選定」「フォローアップ」について触れていきます。そして、その成否を分けるのは「参加者アンケート」です。これは開催者の企業にとっても、参加者にとっても非常に大切です。

 前回の記事で触れましたが、「ウェビナー終了後に参加者全員に一律営業電話」というのは、今すぐやめるべき悪手です。参加者にとって、自分のニーズと異なる営業電話ほど迷惑なものはありません。企業も、それによってネガティブなイメージを持たれてしまっては本末転倒です。

 そうはいっても参加者のニーズは人それぞれ。今すぐ情報や商品を求めている人もいれば、ただ業界勉強がしたかっただけの人もいます。参加者からそうした意思表明をしてもらうことで、双方のミスマッチを防ぐことができます。そのためにはやはりアンケートが重要になるのです。

アンケートの回収率を上げる3つのポイント

 ウェビナー参加者のアンケート回収は、企画にもよりますが、70%を目指すとよいでしょう。そのためには、アンケートのハードルを取り除き、インセンティブをつけることが大切です。

 ハードルを下げる方法として、アンケートはウェビナー配信中に回収するのが最もおすすめです。質疑応答のタイミングなどで回答できるように案内し、口頭で「今回答してください」と促します。一般的な、終了後にお礼メールでアンケートフォームを送る、では時間とともに参加者は回答が面倒になってしまい、ハードルが高くなっていまします。

 インセンティブとしては、アンケート回答特典を設けることが、メジャーかつ有効な手段となります。ウェビナーで使ったプレゼン資料など、参加者のメリットになるコンテンツを配布することで回答率を高めることができます。

 特典は、資料送付が一般的ですが、企画によっては参加証明書などが効果的なケースもあります。他にも回収率をあげるには次のようなポイントがあります。

ポイント1:資料プレゼントなど特典を設計
・回答することへのメリットを提示する。
・商品紹介資料ではなく、役に立つノウハウ資料などがニーズが高い。

ポイント2:必須設問は選択形式にする
・記述式は回答者の負担になる。
・記述式だと表記揺れや誤字もあるので、選択式のほうがデータ集計も楽になる。

ポイント3:回答しやすい導線設計
・ウェビナー中に回答してもらえる導線を設置し、回答を呼びかける。

次のページ
リードの質を可視化するアンケートのTips

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この記事の著者

堅田 遼(カタダ リョウ)

株式会社Bizibl Technologies 最高収益責任者
京都大学 経済学部 卒業後、不動産業界特化SaaSを提供する株式会社いえらぶGROUPに新卒入社。新規法人営業部責任者を務める。 2021年よりウェビナーマーケティング事業の株式会社Bizibl Technologiesに参画し、最高収益責任者に就任。 BtoB業界で活躍するマーケターをゲストに迎え、ウェビナー活用について徹底ディスカッションするプログラム「THE WEBINAR」...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/02/14 09:30 https://markezine.jp/article/detail/40810

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