電通デジタルは、運用型デジタル広告において広告クリエイティブ制作のプロセスにAIを活用する「∞AI(ムゲンエーアイ)」を開発した。同ツールは、広告クリエイティブの制作プロセスにおいて、効果予測からクリエイティブの発想・生成・改善までをAIによって包括的に支援する。
具体的には、制作プロセスの4つの工程「訴求軸発見」「クリエイティブ生成」「効果予測」「改善サジェスト」において、一連の流れを途切れることなく搭載された各AIによって支援が可能となる。
まず「訴求軸発見」で、WebサイトやSNSなどのデータソースをAIが読み込み訴求ワードを複数抽出。次に「クリエイティブ生成」では、AIの一部に文章生成言語モデル「GPT-3」を用いることで、より自然な言語で広告クリエイティブに使うコピーを自動生成できる。
続いて「効果予測」では、各種広告配信プラットフォームへの出稿データをもとに、クリエイティブを構成する様々な要素とインプレッション数・クリック率・コストなどの指標との関係性を学習させたAIによって改善効果を予測する。最後に「改善サジェスト」では、改善対象となる広告クリエイティブを自動で特定し複数の改善案を提案していく。
【関連記事】
・電通デジタルCookieに依存しない計測基盤にて新たにLINE、Twitter、TikTokと連携
・ブランドセーフティ対策を取る企業が増加 広告配信先の選定条件にも【電通デジタルら調査】
・電通デジタル、企業のビジョン策定を支援するプログラムを開始 社内の求心力を重視し豊かな体験の創造へ
・電通デジタル、「絶滅危惧オリガミ」を公開 ARを活用し絶滅危惧種を学ぶ機会を創出
・リアル店舗に行くと「ワクワクする」業態、百貨店・家電量販店が上位に【電通デジタル調査】