アドビは、画像生成機能およびテキストエフェクトを中心としたジェネレーティブAIモデル「Adobe Firefly」を発表。プライベートベータ版を公開した。ユーザーは、画像・音声・ベクター・ビデオ・3D・ブラシ・カラーグラデーション・動画変換などのコンテンツをスピーディーに生成できる。

　また同AIモデルは、Adobe Stockの画像や一般に公開されているライセンスコンテンツ、著作権が失効しているパブリックドメインコンテンツを対象としている。このため、画像やテキストエフェクトを中心に商業利用として安全性を考慮したコンテンツを生成。他のクリエイターやブランドのIP（知的財産）の侵害を避けることができる。

　加えてクリエイター所有のコンテンツが同AIモデルのトレーニングに使用されるのを防ぐため、画像のコンテンツクレデンシャルに「Do Not Train」タグが付けられるようになった。このタグはコンテンツの使用・公開・保存において、コンテンツに関連付けられたままとなる。さらにAIが生成したコンテンツにも、「AI生成」を示すタグが付けられる。

　今後、同AIモデルはアプリケーションに順次統合。Adobe Express・Adobe Experience Manager・Adobe Photoshop・Adobe Illustoratorにおいて利用できる予定だ。

【関連記事】
・75％の企業がサードパーティCookieに依存／半数はCookieレスへのリソース不足【アドビ調査】
・サイバーマンデーのオンライン消費額は113億ドル　史上最高額を記録【アドビ調査】
・創業40周年を迎えるアドビ、新プロジェクト「アドビ未来デジタルラボ」を発表
・消費者の購買動向はオムニチャネル化が加速　銀行はオンラインサービスの使いやすさ重視【アドビ調査】
・アドビ、3Dおよび没入型メタバース体験の制作を推進する新製品を発表