10月19日、アドビはAdobe Substance 3Dツールの新たな機能を発表した。具体的には以下3点が実装される。
- 複数枚の写真から3Dモデルへ素早く変換する「Adobe Substance 3D Capture」機能
- デスクトップとVRでシームレスな制作を実現する3Dモデリングツール「Adobe Substance 3D Modeler」
- 同サービスのツール群がMetaのQuestプラットフォーム上での制作に対応
これにより利用者は、独立した3Dコンテンツやメタバース対応の没入型体験の制作が可能になる。また、2Dクリエイターのニーズにも応えられるようになる。
なおアドビとMetaは、パートナーシップを通じてAdobe Substance 3D Modelerと近日提供予定の共同作業用レビューアプリをQuestプラットフォームに直接統合する予定。これにより、Meta Quest VRヘッドセットのユーザーは誰でも没入型3Dコンテンツを制作・共有し、体験することが可能となる。
また両社は、今後数年にわたり、新しいVR環境対応のドキュメント生産性ワークフローなど、より多くのAdobe Substance 3DテクノロジーをMeta Questユーザーに提供していく。
アドビのメタバース担当バイスプレジデントのセバスチャン ドゥギ(Sebastien Deguy)氏は、次のように述べている。「ブランドによる3Dおよび没入型コンテンツ制作への投資は、過去1年の間に驚くほど急増しています。アドビのミッションは、没入型体験を含む、新たなメディアに移行するクリエイターやブランドを支援することです。本日提供する新製品・新機能は、3Dコンテンツの制作をかつてないほど簡単で身近なものにします」
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