楽天インサイトは、「ファッションに関する調査」の結果を発表した。以下、一部内容を紹介する。
女性は同性との外出時によりファッションを重視
まずファッションを重視するシーンについて、性年代ごとに調査。女性は「同性の友人とでかけるとき」と答えた人が、どの年代も8割以上で1位となった。一方男性は、「恋人と出かけるとき」が1位に。「同性の友人とでかけるとき」に重視する人は全体で42.0%と、女性の約半数にとどまった。
また女性の20・30代は、「一人で出かけるとき(20代:57.0%、30代:61.2%)」にファッションを重視する人が全体と比べて多い傾向が見られた。
20~30代女性の50%以上がInstagramを参考に
次に、参考にしているファッションの情報源を尋ねた。すると、全体では「アパレル店舗のディスプレイ(23.7%)」が最も多かった。2位に「Instagram(20.1%)」、3位には「雑誌(20.0%)」が続いた。
性年代別で見ると、「Instagram」は女性が男性より10ポイント以上多く(男性:13.1%、女性:27.2%)、女性20・30代では50%を超える結果となった(女性20代:56.8%、女性30代:50.6%)。
食料品値上げの影響、2割がファッションの出費も減少
続いて2022年以降の食料品の値上げの影響による、ファッションアイテムの購入頻度の変化を調査した。結果、すべてのファッションアイテムにおいて「減った」と回答した人が2割以上(アクセサリー:31.9%、衣服:27.9%、バッグ:26.8%、帽子:25.7%、靴:22.1%)だった。
また性別で見ると、帽子以外のすべてのアイテムで「減った」と回答した女性は男性より10ポイント以上多い結果となった。
20代の半数がサステナブルな商品を選択
デザインや価格がほぼ同じで「サステナブルなファッション商品」と「通常のファッション商品」のどちらを購入するか尋ねると、全体の42.1%が「サステナブルなファッション商品」と答えた。年代別で見ると、「サステナブルなファッション商品」を選択する割合が最も高かったのは20代(50.0%)で、最も低かったのは60代(31.3%)だった。
サステナブルなファッション商品のイメージについて調べると、38.4%が「種類が少ない」と回答。また「気軽・手軽に使えない」と答えた人は20.3%だった一方、「気軽・手軽に使える」と回答した人は27.1%となった。
コロナ禍による実店舗での購入、減った人が40%以上に
コロナ禍におけるファッションへの興味・関心度合いの変化について調べると、「変化なし」と回答した人は約6割(59.7%)で最も多かった。また衣服のオンラインでの購入頻度が「増えた」と答えた人が27.7%、実店舗の購入頻度が「減った」と答えたのは41.6%だった。
【調査概要】
調査対象者:全国20歳~69歳の男女
サンプルサイズ:1,000
調査期間:2023年2月13日(月)~2月14日(火)
調査機関:楽天インサイト
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