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mobidec2006セッションレポート

孫 泰蔵氏が語るモバイルネットワークの未来

9時20分からの基調講演では、孫 泰蔵氏からモバイルネットワークの未来が語られた。聞き手はモバイル・コンテンツ・フォーラム事務局参与 木村 潤氏。今後オープン化が進む中でモバイルビジネスがどう進化していくのかが話題の中心となった。

PCとモバイル区別ない社会に

木村
これまでわが国のモバイルビジネスをご覧になってきて、業界の現状をどう考えておられますか。
よくFMC(fixed mobile convergence)などと言われますが、すべてを等価で見られるように変わりつつあると感じます。どういうことかと言うと、インターネットというのはPC中心が長く続いてきましたが、最初は各々が独自のプラットフォームでソリューションを作っていてスケールメリットも出にくかったのが、今ではかなり水平分業化が進んできています。
 その点でモバイルはまだオープン性が足りませんが、これもやがてはPCと同様にオープン化・標準化が進んで、モバイルとかPCとかいった区別なしに考えられるようになっていくと考えています。いまはそうした変化が激しく進んでいる時期ではないでしょうか。
左:木村 潤氏 右:孫 泰蔵氏

孫氏が考えるモバイルネットワークこれから

木村
孫さんご自身は、モバイルネットワークの未来をどうお考えになっていますか。
まず利用者の視点で考えると、①利用機会 ②利用特性 ③相手との関係の3点があると思います。

①利用機会:「いつでもどこでも」と「その時、その場所で」

今までモバイルは、「いつでもどこでも使える」ということにのみ眼が行きすぎて、そうでなくてはならないという呪縛のようなものがありました。だが、これからは逆に「この場所にいる人に役立つ」といった、空間的・時間的な限定性もあわせて考えることで、さらにビジネス機会が広がっていくのではないでしょうか。たとえばライブ会場で今聴いている曲をその場でダウンロードするとか、野球場の観客だけに放送するラジオなどが考えられると思います。

②利用特性:携帯性に加えて「移動性」を持たせる

しばしばモビリティとは「携帯性」だと言われますが、むしろ私は「移動性」に着目したい。たとえ近距離間でもシームレスに持ち運んだり、コンテンツを切り換えられることで新しいサービスが考えられるのではないかと思っています。つまり「ポータビリティ」を発展させることがカギとなり、駅、電車内と移動しながら眼にした広告の曲を、携帯プレーヤーにダウンロードするような使い方が考えられるのではないでしょうか。

③相手との関係:広範さに対するピンポイントの視点

モバイルネットワークは広範囲で使える一方、よりピンポイントでの関係が可能になるという、相反する要素を同時に包含しています。この点でテレビなどよりはるかに多彩な使い方があるはずで、インターネットやテレビを観ながら画面に出てきた曲をその場でダウンロードするなどの他にも、この分野を開拓することで、想像する以上の用途が現れてくると思います。
一方で事業者から見れば、限られた地域、限られた予算内での「マイクロマーケティング」や、0コンマ何円といった単位の課金を積み上げていく「マイクロビリング」といった、今までの大企業ベースでは不可能だった小さい単位でのキャンペーンや販売、レコメンデーションが可能になってきます。そうしたビジネスの受け皿になるのは、いずれにしてもモバイルです。

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この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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