ユーザーの20%がモバイルを入り口としている
Googleのミッションは、「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスでき、使えるようにすること」冒頭で徳生氏は、ここにGoogleがモバイルにも力を入れる理由があると説明。ユーザーが有意義と考えるあらゆる情報を整理し、場所や通信手段を問わず簡単にアクセスできるようにする、ということだ。
2005年の調査結果によると、日本のインターネットユーザーは約8,000万人いるという。内、PCからアクセスしているのが約6,200万人、モバイル端末からアクセスしているのが5,800万人。両者の重複を除くと、モバイル端末のみのユーザーは1,600万人となる。つまり日本のインターネットユーザーの20%が、モバイル端末をインターネットへの入口と考えているのだ。この数値を示しながら、「これだけの大きなマーケットに対して、携帯電話に特化したサービスを提供していくべきなのは明らか」と徳生氏。
そこで徳生氏は、Googleが上記のミッションをどのように実践しているかについて、Googleモバイルで提供されるサービスを例に紹介した。
Googleモバイルのサービス内容
Web検索 | ウェブサイトの検索機能。PCでGoogle検索を行うのと同じ結果が表示される |
携帯サイト検索 | 携帯端末向けに作られたサイトを検索する機能 |
イメージ検索 | PCでも好評の画像検索機能 |
ローカル検索 | PC向け「Googleマップ」の携帯版。キーワードと場所を入れると、地図情報や地図が表示される |
モバイル検索メール | 携帯電話のメール機能を利用して、検索結果が取得できる新しいサービス。ブラウザ画面を使わなくても、使い慣れたメール環境で検索を行えるのが特長 |
トランジット | 情報へのアクセス数を最小限に抑えた経路探索サービス。PCに先行して提供中 |
モバイルニュース | 携帯ニュースサイトへのリンクを集め、最新ニュースの見出しをチェックできるほか、分野別に記事を読むことができる |
モバイル広告 | ユーザーが検索したキーワードに連動した広告を表示するサービス |
こうしたGoogle内でのサイト運営やサービス運営のほか、世界中のキャリアや端末メーカーと提携し、さまざまな形でより簡単にGoogleにアクセスできるような環境を実現すべく、努力を続けているという。