公式ブログ“Inside AdWords”で6月24日、リサーチとメディアプラニングのためのツール“Google Ad Planner(アドプランナー)”を公開したことが発表された。
Ad Plannerでは、キャンペーンのターゲット層を、言語や年齢などの基準で定義すると、その基準にマッチしたサイトのリストが表示される。そのリストから、サイトのユニークビジターやページビュー、リーチといった基本データはもちろん、利用者の男女比、年代、学歴、年収などを知ることができる。
データを閲覧できるサイトはGoogleのコンテンツネットワークに属しているか否かに関わらず、40か国以上の何百万ものサイトに及んでいる。Googleは、閲覧できないサイトは、トラフィックの量が規定値に達していないサイト、robots.txtでGoogleのインデクシングを拒否しているサイト、Googleの品質ガイドラインを守っていないサイトだと説明している。
6月20日には、Google Trendsに特定のサイトのユニークビジター数とサーチ状況の推移を閲覧できる“Trends for Websites”というツールが追加されたが、Googleは、Google Trendsは万人向けのツールだが、Ad Plannerはメディアプランナーのためのツールだとしている。
Ad Plannerで作成したメディアプランは、csvファイルにエクスポートして、表計算ソフトで利用することができるほか、Double ClickのMediaVisor向けにエクスポートすることもできる。
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