LINEリサーチは、テレビ・メディアの視聴実態に関する調査を実施。利用している動画配信サービスやその理由などの調査結果を公開した。
約80%が「YouTube」を普段利用していると回答
まず、普段使っている動画配信サービスを尋ねた。全体のトップは「YouTube」で、78.6%が利用していると答えた。2位以降は「Amazon Prime Video(40.4%)」「TVer(39.5%)」「ABEMA(20.8%)」「Netflix(17.8%)」が続いた。
年代別の傾向を見ると「YouTube」は若い年代ほど割合が高く、特に10代では9割超となった。また、テレビ番組をリアルタイム配信/見逃し配信で見る時に使う動画配信サービスでは、「TVer」が8割超で1位に。特に女性の20代と30代では約9割を占めた。2位は「YouTube」、3位には「Amazon Prime Video」がランクインした。
女性は「TVer」、男性は「Amazon Prime Video」をよく使う
次に、男女別で使っている動画配信サービスを調べた。全体と同じく男女両方とも1位は「YouTube」となり、男性2位は「Amazon Prime Video」、女性2位は「TVer」となった。また男性4位には「ABEMA」が、女性4位は「Netflix」がランクインした。
年代別で見ると「ABEMA」は男女ともに10代と20代で3割前後と高い割合に。また20代はどの動画配信サービスも利用率が高く、中でも「Amazon Prime Video」「TVer」「Netflix」は他の年代と比べて割合が高くなった。
動画を見るデバイス、スマートフォンが8割弱
続いて、「いずれかの動画配信サービスを使っている」と回答した人に動画配信サービスを見る時に使うデバイスを質問した。すると、全体では「スマートフォン(78%)」が1位だった。2位以降は「テレビ(49%)」「パソコン(25%)」「タブレット(25%)」が続いた。
年代別に見ると、「テレビ」と回答した人は10代と30代以降は5割前後となった一方で、20代は42%だった。「タブレット」は10代が30%と他の年代より高く、20代以降は24~25%で差は見られなかった。
動画配信サービスを使う理由は「好きなタイミングで見たいから」
最後に、動画配信サービスを使っていると回答した人にその理由を尋ねた。結果、全体では「好きなタイミングで見たいから(49.7%)」が1位、「自分が見たい動画があるから(48.6%)」が2位に。3位以降は「無料/安い料金で見られるから(40.1%)」「スマートフォンやタブレットで見られるから(38.5%)」が入った。
年代別では、すべての年代で「好きなタイミングで見たいから」「自分が見たい動画があるから」が1位・2位にランクイン。「自分が見たい動画があるから」は10代と20代で1位、「好きなタイミングで見たいから」は30代以上で1位となった。なおランキング外ではあるものの、10代と20代では「自分の部屋でひとりで見たいから」が2割台と、他の年代に比べて高かった。
また女性は男性に比べ「好きなタイミングで見たいから」が10ポイント以上、「スマートフォンやタブレットで見られるから」「家族が使っているから」が6ポイント以上高い結果となった。
【調査概要】
調査対象:日本全国の12歳~59歳の男女LINEユーザー
実施時期:2023年5月31日(水)~6月5日(月)
有効回収数:50,000サンプル
調査方法:スマートフォンWeb調査
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