SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

マーケティングモデルの基本解説

【難しいけどよくわかる】「因果推論」による正しいマーケティング効果測定~実践編~

意思決定の誤りを防ぐためには

 前後編の2回にわたり、正しく効果を測定するための方法論である「因果推論」の枠組みとその手法を紹介してきました。

 マーケティングにおける「因果推論」の真髄は、「施策があったとき」と「施策がなかったとき」の「2つの世界」における結果を比較することにあります。「施策があったときの結果」の比較対象が、同じ集団の「施策になかったときの結果」になっていない場合、差分を取ったとしても正しい施策の効果は得られません。誤った方法で施策の評価を行い意思決定した場合、本来ならば得られるはずの利益を逃してしまう可能性があります。言い換えれば、マーティングの効果測定で「因果推論」の考え方を取り入れることで、正しいチェックが実現でき、その後のよりよいマーケティングアクション、ひいては利益の最大化が実現できると言えるでしょう。

 ビジネス環境の不確実性が増す中で、より確からしく、効率性が求められるマーケティングの現場において、「因果推論」は必要不可欠な技術として、マーケターの武器になるのではないでしょうか。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
マーケティングモデルの基本解説連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

宮嵜 健太(ミヤザキ ケンタ)

株式会社マクロミル 
デジタルマーケティング本部 テクノロジー&デジタルプロダクツ部
データサイエンティスト

 データサイエンティストとして事業企画部門に所属。ポストCookie時代における広告効果測定手法の確立をミッションに、計量経済学のバックグラウンドを活かして、「因果推論」のフレームワークを応...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/09/07 08:30 https://markezine.jp/article/detail/43050

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング