インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「toridori marketing/toridori base(トリドリマーケティング/トリドリベース)」を運営するtoridoriは、韓国企業・Grip Companyと業務提携契約を締結した。
今後2社は協働で、日本国内の通販事業者、そして日本進出を目指す韓国企業に対して、Grip Companyのソリューションを活用したライブコマースのノウハウおよびtoridoriが培ってきたインフルエンサーマーケティングのノウハウを提供していく。
この提携により、toridoriのインフルエンサーネットワークとGrip Companyのサービス「Grip Cloud」を活用したライブコマース配信企画の展開や、日本のライブコマース普及拡大に向けた両社の共同マーケティング・営業が可能となった。
この提携の背景には、ライブコマース市場が世界的に拡大していることがある。特に、世界最大規模である中国ライブコマース市場は2021年では1兆2,012億元(約24兆円)と急拡大。アメリカなど欧米諸国でも活況になりつつあり、世界的に注目されている市場の一つだ。
日本はEコマース世界第4位の大きな市場を持つ国だが、ライブコマースの普及に関しては認知は31.9%、視聴経験者は3.9%にとどまり、世界に後れを取っている状態だ。
この状況の理由としては、下記の3つの課題があると考えられる。
- スムーズに決済可能なライブコマース特化型プラットフォームの不足
- 商品と消費者をつなぐライブならではの企画や構成の知見不足
- 商品紹介力に信頼を集めるライブで販売を行う配信者の育成ができる体制の不足
一方ライブコマース視聴経験者の中での熱量は高く、実際に商品を購入したことがある人は54.8%と過半数を上回る。また、非利用者のうち利用意向者は全体の19.1%。現利用者(3.9%)に比べると利用意向者が5倍近くの数となりポテンシャルはある状態だ。
世界、韓国、そして日本においてもライブコマース市場のポテンシャルは大きいと考え、この度の提携に至った。
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