カルチャーとの組み合わせで、想像以上の熱量を生み出す
MZ:キヤノンMJ様は他にもニコニコのマーケティングソリューションを活用されているそうですね。
古谷:コロナ禍でキヤノンMJさんがオンライン配信コンテンツを増やしていきたいという要望がある中で、カメラおよび関連機器の生活者に向けた展示会である「CP+」で、コスプレの番組をしました。
古谷:また矢嶋さんが担当されているVRの文脈でも、若年層へのアプローチをするため、2022年は体験型の企画ができるニコニコ超会議をご提案させていただきました。1年目はVRコンテンツを見る機会を作る形で、当時ブームだった「転生」文脈に寄せたコンテンツにしました。お客様にも好評で、2023年も実施することになりました。
矢嶋:結果は、想定以上に評判が良かったです。決めていた枠数が満枠になるくらい集まりましたし、何より驚いたのが、開場と同時にダッシュしてブースに来たお客さんがいたことです。さらにその方は、コンテンツを体験後「もう1回見たい」と、再度体験してくださいました。今まで経験したことがないような熱量の高さを肌で感じられました。
2023年には規模を拡大し、新しい取り組みもしました。これも想定を超える反響でした。今はコスプレイベントのみではなく、弊社の新商品や新事業とユーザーのニーズに合わせ、ドワンゴさんが持ってらっしゃるプロモーションの場を適切に組み合わせて企画いただいています。
写真文化の啓発をカルチャー軸で行う
MZ:ニコニコのマーケティングソリューションは多岐にわたっていますが、他のソリューションと比べた強みや独自性は何だとお考えですか。
矢嶋:1つは、我々が接点を持ちたいと思っているユーザー属性とマッチした層と非常に強くつながっていらっしゃること。さらに、リアルイベントでも来場者の属性をきちんと把握できていることが大きいですね。来場者の属性は効果測定に必須ですし、それが社内でコンセンサスを得る材料になるので重視しています。
古谷:来場者属性は他の有料イベントでも収集自体はしていますが、弊社はそれをきちんとフィードバックできるように分析して、企業様に合わせた形でお出しするようにしています。また、弊社側で企画・提案、集客、ブース運営、施工周りまで全て行うところも独自の強みなのだと考えています。企業様には、課題を出していただければ、きちんと形にして戻せるところはドワンゴならではの部分ですね。
MZ:今後の展望や展開についてそれぞれお話しください。
和田:サブカルは今後写真の大きなジャンルの1つになっていくのだと思っています。今まで捉えられていなかった顧客層に向けて、我々だけではわからない部分をドワンゴさんに教えていただきながら、アプローチをしていきたいと思っています。
弊社としては、写真文化の啓発も大きな活動として位置付けています。写真をもっと撮ってほしいし、もっと見てほしい。飾ったり、誰かにプレゼントしたりしながら、写真の良さをわかってほしい。そういった思いを若年層に伝えていきたいと思っています。ドワンゴさんとは引き続きお付き合いできればなと思います。
矢嶋:今後はより、サブカルやコスプレの文化が発展する方向で応援したいです。その文化が発展すれば、そのジャンルに関わる人の母数も増えていくので、その中で弊社の商品を選んでくださるお客様が増えればいいなと思います。
古谷:池ハロ協賛でのお付き合いから発展して、キヤノンMJさんとはニコニコ生放送や超会議の協賛など、様々な弊社ソリューションを活用いただけています。こうした広がりは弊社としても大きな成功事例となりました。そういう動きを今後もたくさんしていくことで、より多くの企業様に弊社のソリューションを使っていただけたら嬉しいです。
ニコニコのソリューションに興味を持っていただいた企業様へ
本記事を通して、少しでも興味を持ってくださった企業様はお気軽にお問合せください。記事内で語りきれなかった、サブカルを活用した広告の魅力やマーケティング事例もご紹介いたします。