ウェザーニューズは、気象データ提供・分析サービス「WxTech(ウェザーテック)」において、小売や飲食事業者向けに「来店客予測データ」を提供開始した。
今回提供を開始したサービスでは、「1kmメッシュ(※)の天気予報データ」「店舗の来店客数」「カレンダー情報」の過去データを機械学習させて構築した「AI来店客予測モデル」に、最新の1kmメッシュの天気予報データを連携させることで、来店客数の高精度な予測を可能に。これにより、利用企業の発注やシフト調整の業務効率化に加え、在庫の無駄削減につなげる狙いだ。
※地表面を一定のルールに従って、多数の正方形などに分割したもの
食品スーパーを運営するマルエツが来店客予測データを先行導入しており、予測客数を全店舗に配信し、店舗での客数予測や入力作業を原則不要にしたことで、自動発注数の精度向上やレジシフトの最適化が図られたという。
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