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第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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あなたのチームは事業に貢献していると胸を張れますか?マーケティングの明日を変える「分解思考」

「サーバントリーダーシップ」が重要

 ――分解思考を活用するとチームメンバーも部署の目標がはっきりと見えてきますね。「メンバーのマインドも含めてパフォーマンスを上げるにはどうするか」という、対個人の悩みもいただいていますが、そこはいかがでしょう?

 チームビルディングに関しては、前提としてマネジメントスタイルを変えていく必要があると思います。今までは上から降りてきた数字を上司が部下に分配して、やってくださいと管理するスタイルが多かった。しかし、それだと今の20代はついてきません。

 これからは、上司がこれをしろと指示するのではなく、目的を示してチームで達成するためにどう分担していくべきかを皆で決めていく。さらに、メンバー一人ひとりの個人目標とどうすり合わせていけば良いかも考える「サーバントリーダーシップ」が大切です。上司と部下がともに上を見て、成長していけるように管理職が支援することが理想型だと思います。

 そのためには、「そもそもこの目的は何だっけ」「どのくらいの効果を出すと良いんだっけ」「その効果を出すために必要なやり方はそれでいいんだっけ」と上司が部下に上手く質問してあげる力、壁打ちできる能力が必要です。これには、分解思考が欠かせないですよね。

 また、小さく分けて具体的に物事を考えられるようになると、レビューにも意味が出てきます。たとえば客数を上げる施策について、目標の客数に行ったかどうか、そのための認知は取れたのかどうか……と振り返りがしやすくなります。施策の予算をもっと増やそうとか、そもそも客数では無理そうだから事業部と掛け合いながら、客単価で巻き返しを考えよう、と建設的に次の打ち手についても話し合えます。チームメンバーのやる気を削がず、自然に事業部とも足並みを揃えながら、マーケティングが機能するようになっていくと思います。

ターニングポイントをいつ作るか?

 ――読者の皆さんは業務の中で、足元の課題を感じている方も多いと思うのですが、お話をうかがうと、マーケティング部門自体がインパクトを出せないと根本的な解決には至らないとも感じました。

 そうなんです。現在、足元で困っている理由はこの数年の選択肢の結果です。事業貢献ができていないと詰められたり、いいからすぐやってほしいなどとバタバタしてまう状況は過去に決めてきたことによって起きています。同じことをしていると、ずっとそのままです。それをどう変えるか、いかに社内で信頼を得て、企業の中枢となるような健全な組織を作っていくかが管理職のテーマだと思います。

 今回のセミナーも、皆さんに話を聞いて良かったと思ってもらうだけではなく、やり方がガラッと変わったとか、1年後の自分のキャリアが変わったとか、5年後の会社のマーケティングへの重要度が変わったといったターニングポイントにできればと考えています。私も真剣に取り組みますので、熱い気持ちを持ってご参加いただければと思います。

セミナー概要

セミナータイトル:「菅原健一氏に学ぶ『リーダーのための分解思考講座』チームの課題をクリアにし、必要なタスクを見極め、大きな目標達成につなげる」

日時:10月27日(金)11時00分~12時00分

形式:Zoomにて配信、オンデマンド視聴は不可

お申込期限:10月27日(金)10時00分

※MarkeZineプレミアム会員様向けの限定セミナーです。新規購読・登録後、すぐに参加申し込みいただけます。詳細はプレミアム会員ご説明ページをご確認ください。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/10/04 09:29 https://markezine.jp/article/detail/43488

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