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無料で開業! はじめてのドロップシッピング入門

第2回 ドロップシッピングの特長ってなんだろう?

仮想的に仕入れているとは?

ドロップシッピングを利用した商品販売業の流通フロー

 では、もうひとつの「“仮想的”に仕入れている」ということですが、こちらは通常の商品販売業を考えればすぐにわかります。通常の商品販売業では、卸元から商品を仕入れて、仕入れた分に対する金額を支払いますよね。もちろん、支払いを終えた時点で、その商品というものは、自分のもの(上図では「雑貨屋」)になるので、好きな値段で販売することができます。

 では、卸元が雑貨屋に対して、「商品はこちらで預かっておくけど、雑貨屋さんに商品を渡したということにしといてあげるよ」となったら、どうでしょうか? なにかピーンときましたよね。

 そうなんです。ドロップシッピングでは、商品が移動していなくても、通常の商品販売業のように扱われるのです。実はこのことが、セラーが価格決定権を持てる理由でもあるのです。もう既に仕入れたものとして扱えるのであれば、前述した通常の商品販売業と同じく、「好きな値段で販売できる」ということは当然でしょう。

 まぁ、そういったこともあり、“仮想的”に仕入れている…といった表現方法をとっています。ちなみに、卸元としてみると“仮想的に商品を提供している”ことになるので、ドロップシッピングというのは、顧客(カスタマー)から注文があるまでは、全てが“仮想的“な取引である!といってしまっても過言ではありません。

 さて、そうなると「じゃあ、お金はどのように動いて、誰がいつ儲かるの?」となるわけです。実際、皆さんもそこらへんはチンプンカンプンではないでしょうか? というわけで、次回は【儲け】について、ドロップシッピングではどのようなフローになるのかということについて触れてみたいと思います。

(注:2)
売り手(セラー)の呼び名は、Dropshipper(ドロップシッパー)以外にも、Buyer(バイヤー)という呼称を使う動きもあるようです。ドロップシッピングは、日本ではまだ始まったばかりなので、どのような名称でフィックスされるかは皆さん次第といっても過言ではありません。ちなみに、バイヤーについてはこちらが参考になります。
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この記事の著者

池永 尚史(イケナガ ヒサシ)

 

1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。

 

■ 著書
・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)
・  ドロップシッピングス...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/12/12 19:00 https://markezine.jp/article/detail/440

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