11月30日、PR TIMESは「PR TIMESキーワードランキング2023」を発表した。
同ランキングは、同社のプレスリリース配信サービス「PR TIMES」において、2023年1月1日~10月31日に企業から配信された計30万1,976件のリリースのキーワード登録件数を基にしている。
1位は1万4,394件使用された「イベント」 下半期に伸長
2023年総合ランキングでは、1位が「イベント」で1万4,394件、2位が「DX」で1万3167件、3位が「新商品」で1万1,578件となった。なお、2023年上半期で件数が増えた「AI」は、昨年調査の10位よりも上昇し総合で6位となった。
また、2023年は「旅行」が17位、「観光」が20位となりランクイン。「旅行」は2019年以来、「観光」は初のTOP20入りをした。
上昇キーワードは「ChatGPT」「生成AI」
次に、プレスリリースに使用されたキーワードの増加傾向を調査し、昨年と比較して特に顕著に増加している上昇キーワードと、今後さらに増加が見込まれる注目キーワードの分析を行った。
その結果、「ChatGPT」「生成AI」の伸び率が顕著だった。ChatGPTは、2023年中に3,863件のプレスリリースで使用された。流行のピークは、5~8月で、総合で24位。一方、生成AIは6月以降にかけて件数と順位を伸長。10月にはChatGPTを上回る415件となり、総合で28位だった。
「タイパ」「●●DX」「省人化」が注目キーワードに
続いて、今後さらに増加が見込まれる注目キーワードとしては、「タイパ」「●●DX」「省人化」が挙がった。
タイパは、287件使用され、前年比で28.7倍となった。消費者行動に起因するキーワードであり新商品やサービスとの親和性も高いことから、キーワードの使用件数が増加したと考えられる。
●●DXは、総合2位になったキーワードであるDXを他と組み合わせたワード。業種や職種と組み合わされた「●●DX」は266種あり、その内2023年に新出したものは97種になる。
省人化は、2021年77件、2022年159件、2023年213件と年々件数が増加。DXやAIの普及により、ビジネスにもたらす業務効率化が進み、省人化というキーワードの使用が増えていくことが予想される。
【調査概要】
期間:2023年1月1日~2023年10月31日
対象:PR TIMESプレスリリース30万1,976件
発表者:PR TIMES
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