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『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

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業界最新動向:MarkeZine注目ニュースまとめ

電通デジタル、新たなサービスブランド「∞AI」を発表 マーケティングを支援する4つのサービスを開始

 毎日更新される広告・デジタルマーケティング関連の最新ニュースから、注目を集めたトピックスをまとめて紹介する本連載。今回のランキングでは、電通デジタルが発表した新サービスブランドのニュースが1位となった。その他、ランキングから注目のトピックを紹介する。

※本記事は、2023年11月刊行の『MarkeZine』(雑誌)95号に掲載したものです

Web版MarkeZine掲載ニュースから調査記事を除き編集部が独自に算出(2023年9月11日~ 2023年10月10日)
【クリック/タップで画像拡大】Web版MarkeZine掲載ニュースから調査記事を除き編集部が独自に算出(2023年9月11日~2023年10月10日)

新AIサービスブランド

 電通デジタルは、企業のマーケティング活動を統合的に支援する新たなAIサービスブランド「∞AI(ムゲンエーアイ)」として、4つのサービスの提供をスタートした。生活者が商品・ブランドを発見・理解し、ファンになることをサポートする3つのAIアプリケーション「∞AI Ads(ムゲンエーアイアズ)」「∞AI Chat(ムゲンエーアイチャット)」「∞AI Contents(ムゲンエーアイコンテンツ)」と、それらの基盤となるプラットフォーム「∞AI Marketing Hub(ムゲンエーアイマーケティングハブ)」から成る。

 広告クリエイティブの制作を支援する∞AIAdsは、2022年12月に発表した「∞AI」から改名およびアップデートを実施。対応する広告配信プラットフォームを拡大した。∞AI Chatは、企業の持つデータを活用し、ユーザーごとにパーソナライズした対話型AIの開発を支援するアプリケーション。∞AI Contentsでは、バーチャルヒューマンの生成やオウンドメディアの構築など、ユーザーエンゲージメントを高めるサービス・プロダクトを提供する。

LINEヤフーの構想

 Zホールディングス、LINE、ヤフー、Z EntertainmentおよびZデータは、グループ内再編に関する手続きを予定どおり完了し、10月1日より「LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)」として新たに業務を開始した。

 LINEヤフー発足にともない、LINE公式アカウントとLINEヤフーが保有する法人向けサービスを連携し、一気通貫でLTVを最大化させるプラットフォーム「ConnectOne」構想を発表。また、生成AIを活用した新機能「AI Prompt Manager」のトライアル提供を10月18日より開始した。この機能では、LINE公式アカウントにおけるユーザーからの問い合わせに対し、生成AIが返信内容を提案する。

トリプルメディアの広告効果を可視化

 ビデオリサーチ、LIVEBOARD、NTTドコモ(以下、ドコモ)、電通、博報堂DYメディアパートナーズは、テレビ×ウェブ×デジタル屋外広告(DOOH)のトリプルメディアにおける広告効果の可視化を目的に、実証実験を開始した。匿名かつユニークな広告IDをキーとしたデータ連携などを行い、どのメディアでどの広告を見た人が、どのような意識変化や行動変容を起こしているかを把握する。

 具体的には、ビデオリサーチグループが保有する関東の特定エリアにおけるテレビ・Webのメディア接触データ、生活者意識データに加え、LIVEBOARDが保有する広告配信ログを加工したデータなどを、広告IDをキーに連携。テレビ、ウェブ、DOOHそれぞれの接触頻度で生活者のグルーピングを行い、各グループにおける生活者のプロファイリングを実施する。さらにアンケート調査も実施し、DOOH接触が意識変化や行動変容などにどう寄与したかを深掘りする。

CM素材の前日差し替えを可能に

 電通は、一部のテレビ局においてCM素材の前日差し替えが可能になることを受け、購買行動のきっかけとなるタイミングを適切に捉えた運用型テレビ広告「トリガー広告」の推進を加速させると発表した。

 具体的にはTBSテレビにおいて、広告枠の組み換えシステム「RICHFLOW」活用企業のCM素材を前日差し替え可能にする。また北海道放送、札幌テレビ放送、北海道テレビ放送、北海道文化放送とは、CM素材の前日差し替えによるテレビ広告運用のテストマーケティングを実施する。

“裏浜松”の魅力を発信

 エンターテインメントを軸にしたマーケティングソリューション事業を提供するFIREBUGは、静岡県浜松市と連携し、浜松市の穴場スポットをアピールするプロモーション施策として「“裏浜松”プロジェクト」を実施する。

 今回のプロモーションでは、TikTokやInstagramで支持を集める旅行・観光に特化したインフルエンサーを起用。“裏浜松”のディープな魅力を紹介する動画配信に加え、特設ページの作成によって同市の魅力を深掘り、再発見できるプロモーション展開を目指す。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/12/05 09:30 https://markezine.jp/article/detail/44252

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