マーケティング・リサーチ事業を展開する日本インフォメーションは、Z世代の「推し活」に対する意識や行動について調査を実施した。
Z世代の半分以上に推しがいると回答
まず、「推し」となる対象の有無と人数を調べた。結果、Z世代の半分以上が「推しがいる」と回答。特に、大学生以下の女性の約7割以上が推しがいると答えた。また推しの対象について「インフルエンサー・アニメ系」と答えた人のほうが、推しの人数が多い傾向となった。
「推しがいる」と答えた人に推しとなる対象のジャンルを確認すると、「J-POPアイドル(グループ)」が男子高校生以外ですべて1位に。一方、男性高校生は「YouTuber・TickToker」「Vtuber」が他の性別や年代に比べ多く挙げられた。
食費に続いて推し活にお金を使う人が多い
続いて、推し活の消費行動やSNSの使い方などを調査。どの年齢層においても「グッズはほどほどに買う」が1位となった。また若い年齢層ほど、SNSに関する項目が上位に入った。
日常の様々な項目の中で何にお金を使っているかを尋ねると、「食費(外食以外)」「外食費」に続いて「推し活・オタ活」がランクイン。多くの人がお金を使う対象として挙げた。
最後に推し活への考え方を質問すると、「推し活は楽しい」と回答した人が4分の3を占めた。「職場でオタばれしたくない」「友人にはオタばれしたくない」の選択率は、女性より男性が高い傾向が見られた。
【調査概要】
調査対象:日本全国の16~26才男女
サンプルサイズ:1,616
調査方法:クローズドモニターへのインターネットリサーチ
調査実施期間:2023年8月2日(水)~8月17日(木)
【関連記事】
・半数の生活者が「時間に追われている」/特に10代はタイパを意識して行動【日本インフォメーション調査】
・Z世代の5割がYouTubeに時間を使う/6割が男性の美容にポジティブ【日本インフォメーション調査】
・推し活をする人は全体の2割、その内の過半数が「自分自身への癒し」を感じる/クロス・マーケティング調査
・7割以上が「推し活」していると周囲に共有/使う金額の中央値は年2万~3万円未満【楽天インサイト調査】
・約3割が推し活中と回答/推しのジャンルTop3は「アイドル」「二次元キャラ」「俳優」【モニタス調査】