日本インフォメーションは、Z世代の美意識や推し活・オタ活に関する価値観について他の世代と比較する形で調査を行った。
以下、一部内容を紹介する。
50%以上のZ世代がYouTubeに時間を使う
まず、どんなことに時間を使っているのかを質問した。その結果、YouTubeの視聴と回答したZ世代が多く、過半数に達した。またTikTokと答えた高校生・大学生は20%を超え、一方で上の世代であるY世代は10%以下と差が開いた。
SNSはいずれも、Z世代がY世代よりも多く時間を使っていると回答があった。「推し活・オタ活」については、高校生・大学生とY世代との差が大きい結果となった。
もっと時間をかけたいことと、時間を減らしたいことについても尋ねた。その結果、TikTokなどのSNS全般が減らしたい時間として多く挙げられた。
一方で、運動・トレーニングなど自己投資は増やしたい時間として回答。Y世代と比べて高校生・大学生は特に、推し活・オタ活の時間をもっと増やしたいと回答する人が多かった。
スキンケアグッズにお金をかける高校生男性は2割以上
次に、何にお金をかけているのかについて調査した。Z世代は男女ともにファッション、メイク、スキンケアなど、自分の容姿に気を配る意識が高い傾向が見られた。中でも20%以上の高校生男性がスキンケアグッズにお金をかけていると答え、他の世代と大きな差が出た。
加えて、推し活・オタ活もお金を使いたいものとして、Y世代よりもZ世代の回答が多い結果となった。
男性の美容について、6割以上のZ世代がポジティブな価値観
続いて、「男性の美意識」についてどのような考えをもっているのか尋ねた。
その結果、高校生・大学生は「男性がエステや美容に興味があっても良いと思う」「男性がスキンケアをするのはいいと思う」「男性がコスメアイテムを使うのはいいと思う」において、60%以上がポジティブに捉えていることがわかった。
高校生・大学生は推し活・オタ活に対して、お金・時間をかける意識が強い
推し活・オタ活に対して時間とお金を使っているかを調べた。Z世代のうち高校生・大学生は、「時間を使っている」「もっと時間をかけたい」「お金を使っている」のいずれも他の世代より多く回答があり、中でも女性により強い傾向が見られた。
5割近くの高校生女性がInstagram経由で友人を持つ
最後に、周囲との関係について調査した。Z世代は、「SNS(Twitter・Instagram)で知り合った友人がいる」が、男女ともにY世代より多い結果となった。特に、高校生女性の約50%が、Instagramで知り合った友人がいると回答した。
【調査概要】
調査対象:日本全国の16~49才男女
サンプルサイズ:3,000サンプル
調査方法:クローズドモニターへのインターネットリサーチ
調査期間:2022年3月31日(木)~2022年4月4日(月)
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