日本インフォメーションは、生活者のタイムパフォーマンス(タイパ)の意識について調査を実施した。以下、一部内容を紹介する。
半数以上の生活者が時間に追われると感じる
まず、「日々の生活での時間に追われる感覚」の有無を調査。すると、全体の半数以上が「ある(ある/ややあるの合計)」と答えた。コロナ禍と現在比べた変化を尋ねると、「変わらない」が半数だった。
性別ごとに見ると、女性のほうがやや時間に追われている感覚が強く、特に10代では6割を超えた。コロナ禍と比較した場合、10代は「時間に追われている感覚が強くなった(強くなった/やや強くなったの合計)」が4~5割となり、他の世代より高い結果だった。
またタイムパフォーマンスという言葉の認知状況を調べると、全体の57.5%が認知していた。言葉の意味まで理解している層の割合は3割程度となり、反対に「知らない」と回答した割合は42.5%だった。
10代はタイパを意識した行動が多い傾向に
次に、タイムパフォーマンスを意識して行っていることを調査した。意識した行動の回答個数の平均を見ると、男女ともに10代が平均3個を超えており、他の年代と比べて多かった。
具体的にどんな行動をしているか聴取したところ、全体では「ながら動画視聴(29.4%)」がトップに。2位以降は「ネットショップ・ネットスーパーの利用(28.9%)」「動画の倍速視聴/10秒スキップしながらの視聴(24.0%)」が続いた。
タイパ効果の感じ方
続いて、タイムパフォーマンスを意識して行っていることのうち、効果を得られていると感じている項目について確認した。全体では「乾燥機能付き洗濯機の利用(92.0%)」 「冷凍食品・ミールキットを利用する(84.5%)」「食器洗い乾燥機の利用(82.3%)」など、家事関連の項目が上位を占めた。
【調査概要】
調査対象:日本全国の16~59歳の男女
調査実施期間:2023年12月7日(木)~12月8日(金)
調査手法:インターネットリサーチ
サンプルサイズ:有効回収計1,000サンプル
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