日経BPは、「日経クロストレンド」が作成した「トレンドマップ 2023下半期」を発表した。
同マップは、外部アドバイザリーボード約50人の協力のもと「マーケティング」「テクノロジー」「消費トレンド」の3分野について、中長期的に注目すべきキーワードをランキング化したもの。分析結果は「現時点での経済インパクト」と「将来性」の2つのスコアでマッピングしている。
将来性は「リテールメディア」、経済インパクトは「タイパ消費」が上昇
2023年4月に実施した前回調査と比較して将来性スコアが伸びたカテゴリーは、マーケティング分野では「リテールメディア(アプリやデジタルサイネージなど)」「CRM(顧客関係管理)」「SDGs」だった。
テクノロジー分野では「エドテック」「空飛ぶクルマ」「5G(第5世代移動通信システム)」、消費トレンド分野では「マルチハビテーション(複数拠点に住まいを持つ)」「移動ポイント(エコな移動によるポイント獲得)」「お一人様(一人で楽しむ焼き肉、旅行など)」となった。
また経済インパクトでは、全体でのスコア上昇率トップは消費トレンド分野の「タイムパフォーマンス(タイパ)消費」に。この他、マーケティング分野では「リテールメディア(アプリやデジタルサイネージなど)」、テクノロジー分野では「クラウド」がそれぞれ高い伸びを示した。
消費トレンド分野に「節約志向」が登場
さらに今回の調査では、消費トレンド分野に「節約志向」を新たなキーワードとして追加。同ワードは、ジャンル別の将来性スコアランキングで10位にランクインした。
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