日経BPは、「日経クロストレンド」が作成した「トレンドマップ 2023上半期」を発表した。
同マップは、外部アドバイザリーボード約50人の協力のもと「マーケティング」「テクノロジー」「消費トレンド」の3分野について、中長期的に注目すべきキーワードをランキング化したもの。分析結果は「現時点での経済インパクト」と「将来性」の2つのスコアでマッピングしている。
将来性スコアは「音声SNS」、経済インパクトは「Z世代」がトップ
2022年10月の調査と比較して将来性スコアが伸びたカテゴリーは、マーケティング分野では「音声SNS」「チャットbot(対話型AI含む)」「ジオターゲティング(位置情報・人流マーケティング)」に。テクノロジー分野は「VUI(音声ユーザーインターフェース)」「人間拡張」「スマートフォン」、消費トレンド分野では「越境EC」「インスタ映え」「ナイトタイムエコノミー」となった。
また経済インパクトでは、全体でスコア上昇率がトップだったのは消費トレンド分野の「Z世代」だった。この他、マーケティング分野では「クッキー代替技術」、テクノロジー分野では「バーチャル・ヒューマン・エージェント(VHA)」が、それぞれ高い伸びを示した。
「生成AI」「CX」は初登場で高い将来性スコアに
さらに今回の調査では、マーケティング分野の「CX(顧客体験)」、テクノロジー分野の「生成AI(ChatGPTなど)」、消費トレンド分野の「リベンジ消費」「リスキリング」の4つのキーワードを追加。「生成AI(ChatGPTなど)」「CX(顧客体験)」は、初登場ながらジャンル別将来性スコアでそれぞれ2位にランクインした。
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