REVISIOとクロス・マーケティングは、コネクテッドTV(以下、CTV)の視聴傾向について研究結果をまとめた「コネクテッドTV白書2024」を共同で発表した。同研究では、REVISIOが保有する関東エリア2,000世帯から得られるCTV視聴データと、クロス・マーケティングが実施したスクリーニング調査35,000名、本調査2,000名のアンケートデータを利用している。
CTVの平均視聴時間、「YouTube」が「日テレ」に次いで2位に
まず、CTV視聴世帯における各チャンネル・動画サービスの平均視聴時間を調査。すると1位は「日本テレビ(58.9分/日)」となり、「YouTube(53.4分/日)」が続いた。YouTubeは前年の2023年調査から視聴時間が伸長し、地上波も合わせたランキングで2位という結果だった。
注視度は地上波より動画サービスが高い傾向
次に「注視度(テレビ前に滞在している間どれくらい注視されるか)」を調べると、2023年調査同様に地上波より動画サービスが高い結果に。最も注視度が高かったのは「Netflix(57.4%)」となった。
共視聴の割合が高いのは「U-NEXT」「TVer」
続いて視聴実測データを動画サービスごとに見ると、「U-NEXT」「TVer」「地上波」の順に共視聴割合(時間ベース)が高い結果となった。特に、2023年に「Paravi(パラビ)」と合併した「U-NEXT」は、共視聴割合が15.1%と2位以降と差を付けて1位だった。
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