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最新・SNSマーケティングの勝ち方

【最新2024年版】SNSマーケティングの6つの落とし穴 - プロが教える回避術

 トレンドやアルゴリズム、そして使われ方の移り変わりが激しいSNS。本連載ではサイバー・バズが、自社で培ったナレッジや数多くの実績をもとに最新のSNSマーケティングの勝ち方を解説します。今回はSNSでプロモーションを実施する際に、多くの企業が陥りやすいミスとその回避方法をお伝えします。

SNSプロモーションで陥りやすいミスとその回避方法6選

 現在、生活者の多くは何らかのSNSを利用しており、情報インフラとしての役割を果たしつつあります。そして、マーケターの目線で見ても、現代のプロモーションにSNSは欠かせない接点の1つです。

 SNSプロモーションが一般化している一方で、多くの企業が陥りがちなミスも存在します。特にSNSはトレンドやアルゴリズム、そして生活者の利用方法の移り変わりが激しく、これまでの当たり前が通用しなくなっていることがあります。

 この変化を常にキャッチアップし、陥りやすいミスを回避してプロモーションを実行しなければ、高い効果は望めません。

 ここではサイバー・バズが培ったナレッジをもとに、マーケターが犯しやすいSNS活用のミスと、それを避けるためのポイントを紹介していきます。

ミス1.フォロワー数のみを重視したインフルエンサーのアサイン

 SNS活用において、切っても切り離せない存在となりつつあるのが、インフルエンサーです。彼・彼女たちの影響力は年々強くなり、プロモーションにおいても効果的です。たとえば化粧品業界では、”田中みな実さん買い”や”小田切ヒロさん買い”など、ファンを多く持つインフルエンサーが愛用している商品を投稿し、市場が動いた事例もありました。

 ただし、ここで勘違いしていけないのは「フォロワー数が多いインフルエンサー=効果が出る」わけではないことです。実際にフォロワー数が多くても、商品とのミスマッチがある場合は、お金をかけてPRを依頼しても効果は得られません。また、フォロワーが多くても、その中にコアなファンがどの程度いるかによって効果も変わってきます。

 VTuberやアニメコラボなど強いIPとコラボレーションするケースも含め、ファンと商材のターゲットの類似性、商材との相性を加味しないと、仮に反響があっても一過性の売上しか生まれず、リピート購入にもつながりません。

 そのため、今後のSNSプロモーションでインフルエンサーを起用する場合は、ただフォロワーが多い人をアサインするのではなく、フォロワーと商品のマッチ度や、SNSのアルゴリズムを押さえたアサインが重要となります。

 直近ではフォロワー数が少ないアカウントからの発信であっても、アルゴリズム上有益と判断されれば、フォロワー数の10倍以上のリーチにつながるのです。フォロワー数の多さに惑わされないようにしましょう。

ミス2.インフルエンサーをアサインしすぎる

 SNS内での投稿数が多くなればなるほどユーザーが情報と接触しやすくなり、バズってる感を創出できると感じている方が多いです。しかし現代のSNSにおいては、SNS全体の情報量が爆増しているため、PR投稿を増やしても情報は埋もれてしまいます。

 さらに、アルゴリズムの導入によってフォロワーへのリーチだけでなく、ユーザーごとに興味のある情報がレコメンドされるレコメンドリーチという指標も導入されました。前述しましたが、フォロワー数が少なくてもアルゴリズムによって投稿がレコメンドされ、リーチが伸びるケースも増えているため、アサイン量を増やしても想定以下のリーチ数にとどまってしまうことがあります。

 圧倒的な資金力がある企業を除き、単純に量を意識したアサインをしても、結局中途半端な投資となり意味をなさず失敗する例が多くあります。

 競合のPR出稿量を参考に、自社のPR投下量を算出するマーケターの方もいますが、アサインしたインフルエンサーのフォロワー量や起用人数だけでなく、いかに売上達成に向けて効率的にリーチを獲得できるかという観点のもと、PRと広告をバランスよく行うべきでしょう。

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この記事の著者

鈴木 大貴(スズキ ヒロタカ)

株式会社サイバー・バズ プランニング本部局長
入社当時から大手消費財、化粧品メーカーを中心に、デジタルIMC設計・UGCプランニング等に従事。入社4年目で同社営業局長に就任、現在はプランニング専門部署の立ち上げを行う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/07/24 08:00 https://markezine.jp/article/detail/46304

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