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LINEヤフー誕生から1年 マーケティングソリューションカンパニーCEOが語る広告事業の歩みと展望

LINEミニアプリの強化でさらなる飛躍へ

──最後に、LINEヤフー2年目の展望をお話しください。

 この1年間は基盤を固めるために走り続けました。同時に、当社のコンセプトに共感してくださる仲間を集め続けた1年でもありました。2年目はとにかくプロダクトをリリースして、皆さんに利用いただける状態を目指したいです。

 2年目に注力したいと考えている領域が主に二つあります。一つはLINEミニアプリです。これまではAppleやGoogleの規約上、LINEミニアプリのような非ネイティブアプリを大々的にプロモートすることができませんでした。しかしながら、中国ではテンセントの「WeChat」が大きなエコシステムを構築するなど、風向きが変わりつつあります。

 これまでLINEミニアプリは、店舗や施設などのオフライン向けに機能を提供していました。たとえばデジタル会員証や、二次元バーコードの読み取りを介したモバイルオーダーの仕組みなどです。今後はEコマースやゲームなど、オンラインも含む様々なジャンルに対象を広げ、機能強化にチャレンジしていきたいと考えています。

公式アカウントのリッチ化にも注力

 もう一つはLINE公式アカウントのリッチ化です。具体的には、友だち追加ボタンとトークボタンしか表示されていないプロフィールを刷新し、企業・ブランドの投稿する情報が閲覧できるサイトのようにしたいと考えています。

 多くの企業・ブランドにおいて、LINE公式アカウントは販促やコミュニケーションのチャネルとして活用されているのが現状です。一方で、自社の世界観を伝えるコンテンツやお役立ち情報は、他のSNSを通じて発信していますよね。せっかくLINEで接点を持つことのできたユーザーが他のSNSに流れてしまわないよう、LINE公式アカウントのリッチ化にチャレンジしているところです。

 LINE公式アカウントのトップページにあたるプロフィールに企業・ブランドの様々な情報が流れていて、ユーザーが見に訪れる。あるいはプロフィールに投稿した情報がLINEヤフーの他メディアでも露出される。このような状態をつくることで、企業・ブランドが非フォロワーと出会う機会を増やし、LINE公式アカウントをクローズドからオープンな接点へと変えていきたいです。

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MarkeZine(マーケジン)
2024/10/21 08:30 https://markezine.jp/article/detail/46708

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