TOPPANグループのONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、レポーティングサービス「ビジットトラッキング」の提供を開始した。
同サービスは、Shufoo!のユニークユーザーの閲覧データと、unerryのリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を活用し、店舗来店傾向を可視化したレポートだ。
従来のShufoo!ユーザー内でのチラシ閲覧者の来店計測に加え、「どんなチラシ(広告)によって」「どんな人たちが」「新規/継続的に」店舗へ足を運んでいるかの分析が可能に。これによって、企業のデジタルからリアルにおける店舗集客の傾向をチラシ(広告)ごとにデータ化し、マーケティングのPDCA実現を支援する。
具体的な機能として、以下が挙げられる。
(1)コンテンツ分析:
閲覧数・来店数・来店率など、複数の指標でパフォーマンスが良かったチラシを把握できる。加えて、チラシを見たユーザーが「何日ぶりに来店したのか」「新規で来店したのか」を来店期間の間隔ごとに分析でき、どんなテーマ・施策が休眠顧客や新規顧客に届くのかを可視化する。
(2)ロイヤリティ分析:
来店頻度(1人あたりで月に何度来店しているか)を軸に、Shufoo!ユーザーをグルーピングし、前月との変化を分析。ロイヤリティ顧客層や来店頻度が大きく増加・減少した層など、顧客層の分布を把握できる。
(3)サマリー/業態比較:
日次・月次でのチラシ閲覧数と来店数の推移と一緒に、チラシの配信状況がスケジュール順で表示される。これにより、どのチラシを配信した日に閲覧・来店が増えたのか、前月と比較し変化を確認できる。
また、業態・エリア単位の平均値と自社数値を比較でき、自社のパフォーマンスを相対的に評価可能だ。
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