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【新年特集】2024→2025 キーパーソンによる予測と展望

ビジネスの成長にはEX向上が不可欠に――みずほの挑戦から学ぶ

マーケターにはあえて「越境すること」が求められる

 最後に、マーケターの皆さんに今後求められるであろうことをお伝えします。AIなどマーケティングテクノロジーが進化を続ける中では、人間中心のアプローチが重要です。これは、左脳(データやロジック)と右脳(想いやストーリー)のバランスを取ることを意味します。一言で表現するのは難しいですが、左脳で計測し、右脳で響かせるといったアプローチが求められると思います。人々のインサイトを深く理解し、一人ひとりに丁寧に寄り添うという基本姿勢が、これまで以上に重要になってくるのではないでしょうか。

 また、マーケティングの世界では、専門性を高めていく過程で、ともすると視野が狭くなる傾向にあると感じます。専門性を高めること自体は重要ですが、それだけでは十分ではありません。視野を広げるためには、自分の専門領域を超えて、意識的に「越境」する姿勢が大切です。一見すると関連性がないように見える領域でも、類比的に考えることで、共通の課題や解決のヒントを見出すことができます。

 自分の専門領域以外の部署や業界から学びを得る「広さ」があってこそ、専門性という「深さ」とあいまって、より大きな価値を生み出すマーケターになれるのではないでしょうか。

 チャレンジングなことではありますが、この「深さ」と「広さ」の両方を追求することが大切だと思います。

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/01/17 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47608

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