ポーラ・オルビスホールディングスは、グループ子会社であるポーラ、オルビス、DECENCIAの人事異動および組織変更について発表した。
2025年1月1日付けで、ポーラの代表取締役に小林琢磨氏(現:オルビス 代表取締役社長)が就任し、オルビスの代表取締役社長は山口裕絵氏(現:DECENCIA 代表取締役社長)に。DECENCIAは、西野英美氏(現:オルビス 取締役執行役員 ブランドデザイン担当 サステナビリティ推進室長)が代表取締役社長となる。
同社グループはこれらの人事異動の理由として、まず国内ポーラ事業の再建を一層進めるため、DECENCIAを急成長に導き2018年からはオルビスの代表取締役社長として事業構造を改革し成果を創出した小林氏を、ポーラ次期社長に起用したと説明。またオルビスの次期社長には、DECENCIAを安定成長に導いた山口氏を起用し、今後の持続的なブランド価値向上と事業成長を図る。
ポーラ新社長の小林氏は、2002年にポーラ化粧品本舗(現:ポーラ)入社後、2009年にdecencia(現:DECENCIA)取締役 マーケティング本部長に就き、2010年には同社の代表取締役社長に。2018年より現任となるオルビス 代表取締役社長を務める。ポーラの社長就任後は、ポーラ・オルビスホールディングス 取締役(非常勤)を兼務する。
オルビス新社長の山口氏は、1999年にポーラ化粧品本舗(現:ポーラ)入社。2021年にDECENCIA 代表取締役社長に就任した。オルビスの社長と兼務する形で、ポーラ・オルビスホールディングス 上席執行役員にも就任した。
DECENCIA新社長の西野氏は、2002年オルビスに入社し、2024年に現職となる同社 取締役執行役員 ブランドデザイン担当 サステナビリティ推進室長に就いた。
なお、ポーラ・オルビスホールディングスの上席執行役員 グループダイバーシティ担当兼ポーラ 代表取締役社長を務める及川美紀氏は退任する。
また人事異動と合わせて、ポーラ・オルビスホールディングスでは組織変更としてグローバル事業部門を再編。グローバル事業の展開を進めるため、グローバル戦略室とグローバルサポート室の機能を、2024年7月に設立したピーオーグローバルへ移管する。
さらに、部門機能の高度化・合理化のため、コーポレート部門の再編も実施する。法務総務室を改組してコーポレート室とし、IR、サステナビリティ推進(QCD管理室と分掌再編)、ポーラ ミュージアム アネックスおよびポーラ文化研究所を同室に移管するとともに、製品に関わる環境課題業務をQCD管理室へ移管。加えて、新たに広報室を新設する。再編にともない、コーポレートコミュニケーション室は廃止となる。
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