大日本印刷(DNP)は、ノーコードRPA(Robotic Process Automation)ソリューションを提供するPKSHA Associates(パークシャ・アソシエイツ)と、業務プロセスを自動化する分野で協業する。
協業の一環として、DNPは実務担当者向けのRPAソリューション「DNPかんたん操作RPA(DKSR)」を12月2日から提供開始する。同社のマーケティング支援サービスとRPAソリューションを組み合わせ、顧客企業の業務効率化を推進する。
具体的な活用例として、ECサイト運用では受注・配送実績などのデータダウンロードから、データ統合、日報作成、関係者への送付までを自動化。デジタルチラシサービスと連動した場合、入稿用ポータルサイトでのコンテンツ登録、配信設定までを自動化する。
両社は今後、現在のRPAでは対応が難しいマーケティングのシナリオ立案や、制作を含めた非定型業務向けの機能開発も進める方針だ。DNPは同サービスで2027年3月までに累計10億円の売上を目指している。
【関連記事】
・DeNAとLIFULLグループがRPA分野で協業、不動産業界のDX支援
・AnyMind Group、AI App Studioの新設を発表 アプリケーション開発を推進
・ニトリとギブリー、AIを活用したコンタクトセンタープロジェクト開始 チャネル統合型データベースを構築
・パナソニックHDとPHP研究所、松下幸之助の人物再現AIを開発 同氏の理念継承を目指す
・宮崎銀行、AI modelが生成した専属AIタレント「ドリームAI&ひなたこ」をマーケティングに活用
・Yahoo!ショッピング、レビュー内容を基に生成AIが類似商品をレコメンドする機能を提供