サイバーエージェントは、広告主企業における次世代のマーケティング支援を行う研究組織「サイバーエージェント次世代生活研究所」において、Z世代のトレンド調査を実施した。
同調査では、Z世代を対象に2024年にヒットしたトレンドを調べ、ランキング化。合わせて、「ジェネレーションギャップランキング」として25歳までのZ世代と26歳以上の世代の比較も行った。
Z世代でヒットしたトレンド1位は「Bling-Bang-Bang-Born」
まず、2024年にZ世代の間でヒットしたトレンド1位は、テレビアニメ「マッシュル-MASHLE-」第2期主題歌となるCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born(47.8%)」に。2位は「猫ミーム(47.2%)」、3位は同率でこっちのけんとの楽曲「はいよろこんで(41.1%)」とテレビアニメ「しかのこのこのここしたんたん」のオープニング曲のダンス「しかのこのこのここしたんたん(41.1%)」が入った。
また5位は、3位にランクインした「猫ミーム」のBGMとして使われた音源「ハッピーハッピーハッピー(40.5%)」だった。
なお、1位から30位までのうち約半数となる13項目が、TikTokから流行したトレンドとなった。TikTok発の次に多かったトレンドは、Xから広がった言葉だった。
ジェネレーションギャップの大きいトレンドの多くはTikTok発
次に、Z世代(15~25歳以下)と上の世代(26~59歳以上)の回答の差(Z世代の数値-上の世代の数値)を大きい順に示した「ジェネレーションギャップランキング」を発表。トップは「ハッピーハッピーハッピー(28.6ポイント差)」となり、2位以降は「猫ミーム(27.3ポイント差)」「しかのこのこのここしたんたん(25.5ポイント差)」が続く結果に。5位には、Z世代のトレンドランキング9位に入った韓国で人気のフルーツ飴「タンフル(23.5ポイント差)」がランクインした。
なお、ジェネレーションギャップランキング上位10項目のうち8項目は、TikTok発のトレンドだった。
【調査概要】
回答者:全国男女15歳~59歳2,884サンプル(年代・学年・性別毎に均等割り付け)
うちZ世代(16~25歳)の高校生・大学生・社会人1,256サンプル、26~59歳1,648サンプル
調査期間:2024年11月8日(金)~11月9日(土)
調査手法:Z世代30名への定性調査、インターネットリサーチ
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