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ウィゴー、界隈別にZ世代の2024年トレンドを発表 「Y2K」などレトロブームの他、「Y3K」も登場

 ウィゴーの様々なカルチャーに特化したコミュニティ開発・運営に取り組む「WE LABO[ヒト・コト・モノ・バ]研究所(WE LABO:ウィー ラボ)」は、Z世代を対象とした「界隈」別の2024年トレンドランキングを発表した。

 同ランキングでは、「JK界隈」「二次元オタク界隈」「三次元オタク界隈」「韓国界隈」「ダンサー界隈」「地雷界隈」「Y2K界隈」「ガーリー界隈」の8つのSNSコミュニティアカウントを対象に調査を実施。2024年の年間トレンドを11部門に分けて、界隈ごとにランキング化した。

 以下、一部内容を紹介する。

平成レトロブームが依然としてトレンドに

 まず、「モノ・コト部門」ではJK界隈やガーリー界隈、Y2K界隈などでSNSアプリ「BeReal.」がランクイン。JK界隈では2024年上半期に続き、連続での1位となった。Y2K界隈では「平成ギャル」「ルーズソックス」といった平成レトロブームが支持を集めた他、韓国界隈で「セボンスター」、三次元オタク界隈では「デジカメデコ」が注目されるなど、懐かしいアイテムが新たな活用方法で受け入れられていた。

 地雷界隈とガーリー界隈では、風呂に入ることが面倒でパス(キャンセル)してしまう人々の間で生まれたワード「風呂キャンセル界隈」がランクインした。

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 「コトバ部門」では、「うますぎやろがい」が6界隈で登場し、うち5界隈で1位を獲得した。これは、シンガーソングライター「紗耶華」のショート動画が大流行し、TikTokなどのSNSでトレンドとなった言葉だ。

 二次元オタク界隈では、メロメロになるくらいカッコいい・可愛いことを意味する「メロい」が1位に。また地雷界隈で1位を獲得し、他3界隈でもランクインした「おい、笑える」は、撮影主の男性が散歩中に出会った女性から発せられた言葉で、TikTokで話題となった。

「FRUITS ZIPPER」「ME:I」など女性アイドルグループが人気

 次に、「インフルエンサー部門」では、2024年上半期に続き「ナナオは立派なユーチューバー」が3界隈で人気を示した。一方で、ランキング初登場の2人組TikToker「一生友子」が2界隈の1位を獲得。「一生友子」はSNSを中心に活動するユニットで、息の合ったダンスやお揃いコーデが話題となり、特に10代から高い支持を得ている。ガーリー界隈では、2024年結成のアイドルグループ「CUTIE STREET」のメンバー2名がランクインした。

 また「米澤りあ」「平松想乃」「中島結音」「古園井寧々」は、ABEMAオリジナル恋愛リアリティ番組「今日、好きになりました。」に出演を機にSNSフォロワーが急増するなど、大きな注目を集めた。

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 「タレント部門」では、全体を通して7人組女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」と11人組女性アイドルグループ「ME:I」の2組が人気に。二次元オタク界隈では「葬送のフリーレン」「マッシュル-MASHLE-」など人気アニメキャラクターを立て続けに演じた声優「小林千晃」が上半期に引き続きランクイン。地雷界隈では独特な世界観や中毒性の高い楽曲で人気の「あの」が4回連続1位を獲得した。

「Y2K」に並び「Y3K」スタイルが登場

 続いて、「ミュージック部門」では「CUTIE STREET」の楽曲「かわいいだけじゃだめですか?」が三次元オタク界隈・ダンサー界隈・地雷界隈で1位、JK界隈で2位と幅広く人気を集めた。二次元オタク界隈では話題となったアニメの関連楽曲が入り、Y2K界隈では“ギャル”アーティスト「Elle Teresa」がランクインする結果となった。

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 「ファッション部門」では、平成レトロブームの元「Y2Kファッション」が5つの界隈で1位を獲得。一方、リボンやフリルなどのバレリーナスタイルを取り入れた「バレエコア」も7界隈でランクインし、対照的なトレンドを形成した。

 さらに「Y2K」に並び、光沢感のある素材やタイトなシルエットのアイテムを取り入れ3000年代(未来)をイメージしたスタイル「Y3K」も浮上。三次元オタク界隈では、ファッションブランド「SNIDEL(スナイデル)」のような清楚でフェミニンな系統の「スナ系」というワードが初登場した。

「アサイーボウル」のブームが再到来

 「グルメ部門」では、リバイバルブームが到来した「アサイーボウル」がY2K界隈を除く7界隈で1位になった。韓国風フルーツ飴「タンフル」もすべての界隈にランクインするなど注目を集め、冷凍フルーツを氷水で閉じ込めた「氷タンフル」も話題になった。

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 「キャラクター部門」では、ガーリー界隈を除く7界隈で「おぱんちゅうさぎ」がランクインした他、「エスターバニー」も複数の界隈で話題に。2024年で50周年を迎えた「ハローキティ」も、平成ブームの追い風を受け5界隈でランクインした。特に韓国界隈では「日焼けキティ」が2位にランクインし、“ギャルっぽい見た目”で支持を集めた。

 地雷界隈で1位を獲得した「まるっち」は「たまごっち」のキャラクターとなり、ゲーム「たまごっちのプチプチおみせっち」シリーズに登場した際のセリフ「もうこないからねー」がSNSを中心に注目された。

【調査概要】
調査方法:WEGOが運営するInstagramを利用したアンケート方式
実施時期:2024年10月1日(火)~10月31日(木)
調査対象:WEGOが運営するSNSコミュニティ8アカウントのフォロワー
総有効回答数:156,956
調査カテゴリー:モノ・コト/コトバ/インフルエンサー/タレント/ミュージック/ファッション/グルメ/コスメ/キャラクター/ガチャガチャ/ニュース部門

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MarkeZine(マーケジン)
2024/12/13 07:15 https://markezine.jp/article/detail/47694

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