電通デジタルは、2025年1月1日付で「CAIO(Chief AI Officer:最高AI責任者)」と「CSO(Chief Sales Officer:最高営業責任者)」を新設することを発表した。
同社は、2023年のデータアーティスト社との合併により最先端のAI研究開発機能を強化し、現在は約2,500名のデジタル専門家が集まっている。AI活用支援では、マーケティングソリューション「∞AI(ムゲンエーアイ)」を展開。新たに同社全事業でのAI活用を促進する横断組織「AI Native Twin」を組成する。また統合サービス提供では、2024年1月に設置した「統合ビジネスプロデュース室」で、さらなる人員増強を図る。
CAIOには山本覚(やまもと さとる)氏(現:執行役員データ&AI部門長)、CSOには岡田将(おかだ しょう)氏(現:統合ビジネスプロデュース室部門長)が就任する。

【写真右】岡田将氏 事業会社で法人営業経験後、総合広告会社にてブランド戦略、クリエイティブ制作、メディアプランニング、販促、PR等の営業に従事。2011年より外資系プラットフォーマーにて代理店とのアライアンスや、企業のデジタルマーケティング、DX関連の支援を推進。データ基盤サービス企業を経て、2023年電通デジタル参画。
生成AIの進化と社会実装を背景に、AI活用支援と統合サービス提供を最重要テーマとして注力する予定だ。
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