ノバセルは、テレビCM効果の分析サービス「ノバセル トレンド」を活用し、2024年11月に放映されたCMの「指名検索スコアランキング」を発表した。
同社は、CM放映の前後数分間に増えた指名検索数をCM放映量で割ったスコアを「指名検索スコア」と設定。スコアが高いほど検索獲得効率が良い傾向にあるとして、2024年11月1日から11月30日の期間に放送されたCMを指名検索スコア順にランキング化した。
まず、ランキングの1位はNTTドコモの「docomo」に。料金プラン「eximo」と「dカード」での買い物でdポイントが還元されるキャンペーンを伝えるCMで、2024年10月のランキングでは2位だったが、11月は1位という結果になった。

2位はカブ&ピース「カブアンド」、3位は丸亀製麺「丸亀製麺」、4位はRIZAP「chocoZAP」、5位にはTENTIAL「BAKUNE」がランクインした。
このうちカブ&ピース「カブアンド」のCMを分析。CMでは、同社を立ち上げた前澤友作氏とタレントの明石家さんま氏が対談する様子が話題となった。2024年11月20日のサービスローンチに合わせて放映を開始し、翌11月25日週の放映量は約70%増に。一方、検索ボリュームは10月末から少しずつ伸び始め、11月18日週のCM放映により急上昇した。

11月の検索キーワードでは「カブアンド」の検索ボリュームが多く、起業家名や社名以外にも、「ふるさと納税」「モバイル」といった具体的なサービスカテゴリーが検索されていた。

「カブアンド」の検索の男女比を見ると、男性が7割近くと過半数を占めた。年代の分布では、男女ともに40~50代を中心に割合が高かった。

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