LINE×Yahoo! JAPANの横断配信・分析を可能に
──広告媒体として、2024年に注力したこと、現在お勧めしているメニュー・使い方などを教えてください。
データ連携の活用事例ですが、たとえば、クライアント様の1stPartyデータとLINEヤフーのデータを掛け合わせてターゲティングを作成し、ディスプレイ広告「Talk Head View Custom」の配信に利用したところ、通常のターゲティングより高いCVRが出たという事例があります。
また、Yahoo! JAPANのセグメントデータを活用し、LINE公式アカウントで発信したところ、自社だけのデータ配信時と比べてクリック率は2.3倍、申込単価は半分以下に抑えることができたという事例もあります。
クライアント様の事例に関しては、随時当社のビジネスポータルサイト「LINEヤフーforBusiness」でも公開していますので、お役立ていただければと思います。
──広告媒体として、2025年に目指すアップデートの方向性や、実際に取り組まれていることを少しだけ教えてください。
2025年は、LINE公式アカウント、LINEミニアプリ、データ活用のさらなる強化を予定しています。先述のビジネスプロフィールは、LINE公式アカウントをベースとした企業の新たな統合ポータルとして誕生します。LINE公式アカウントと連携することで、LINEヤフー内の様々な企業活動を支援していけるよう、2025年度より順次提供を予定しています。
またLINEミニアプリは、「認証済ミニアプリ」と「未認証ミニアプリ」の2つの種類に細分化し、「認証済ミニアプリ」は様々な拡張機能を利用することができます。LINE内の検索性を高めたり、Yahoo!検索から誘導するなど、アクセス導線を強化するほか、ミニアプリ内課金機能の提供も予定しています。これまでオフライン領域での活用が多かったLINEミニアプリですが、オンライン領域での活用へと幅が広がっていきます。
データ活用については、Yahoo! JAPANとLINEのユーザーアカウント連携も順調に進んでおり、現在で2,600万アカウント以上となっています。これにより、LINEとYahoo! JAPANを横断した配信や分析がますます可能になっています。今後も双方のデータを横断して活用いただき、ユーザーと密なコミュニケーションができるよう、引き続きビジネスID・広告プラットフォーム・ビジネスソリューションなどの統合に向けて取り組んでまいります。
