リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」は2月26日、生成AIを活用した観光マーケティングの実証実験を開始した。
同実証実験は、生成AIを活用による自治体・DMO(観光地域づくり法人)のインバウンド推進支援を目指して行われたもの。主に、マーケティング分析の精度向上、多言語対応の効率化、データ活用の持続可能なモデル構築に焦点を当て、生成AIの効果を検証した。なお、モデルケースには熱海市を設定した。
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その結果、同実証実験を通じて、生成AI活用がインバウンド対応の生産性向上と情報発信の高度化に大きく貢献することが明らかに。特に、マーケティング分析、データ活用、多言語対応の3つの領域で顕著な成果が得られ、マーケティング分析工数を最大で15分の1に削減できることがわかった。
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