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キーワードから学ぼう!デジタルフォレストのWeb解析相談室

「直帰率が40%」は高いのか、低いのか…
直帰率との付き合い方


ではどのように改善すればよいのか?

 直帰率の高い課題ページは把握した、そのページのリンク元URLやワードからユーザー背景も理解した、では直帰率を下げるためにどのように改善すればよいのでしょうか。

 ユーザーはリンク元サイトのバナーやリンク文言、検索結果の文言に何かしらの興味を持ち、期待をしてあなたのサイトの特定のページに訪れます。そしてあなたのサイトでその興味や期待を裏切られたら…それが直帰につながります。そのため、リンク元サイトや検索結果の文言と整合の取れた情報をあなたのサイトで提供する必要があります。これが直帰を減らす基本です。そのとき注意すべきは、そのページにはサイト内の他のページからの遷移を考慮に入れることです。他のページからの遷移が直流入より多い場合は他ページからの遷移を優先させ、逆の場合は直流入を優先させて改善を行うのがよいでしょう。

 ユーザーの訪問背景とページの情報の整合が取れているにも関わらず直帰率が高いことがあります。その場合、ユーザーにしてもらうアクションを提案できているかをチェックしてみてください。ユーザーが知りたい情報やあなたが伝えたい情報は、とある1ページに全て詰まっているわけではないでしょう。そのページの情報の他に何を見たいか・見せたいか、そのような情報の流れを設計し、適切にリンク配置することにより直帰率は改善されます。

 課題ページへの流入がリスティング広告などの広告の場合は、対象ページを改善するよりも、ランディングページを変えてしまうことが有効な場合もあります。リスティング広告の場合はワードを詳細に分析し、直帰率が高いワードは適切なページをランディングページにすることで直帰率が改善することも多いです。ランディングページを変えた後に再度直帰率を把握し、その変更が適切であったかどうか検証することを是非お忘れなく。

 今回の記事では、サイト改善における観点や分析切り口の中の「直帰」に絞って説明しました。直帰を改善すれば全てよし、というわけではありませんが、直帰率の改善がコンバージョン率アップのひとつのポイントであることは間違いありません。緻密な分析と適切なサイト改善によって是非直帰率を改善させてください。

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/09/22 11:33 https://markezine.jp/article/detail/4835

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