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MarkeZine Day 2025 Spring(AD)

新商品のマーケティングは初動が成功の鍵!10億枚のレシートデータで実現する顧客理解の深化

 新商品や新ブランドを市場に投入した直後は、大々的なプロモーションの効果も相まって好調な売れ行きを示すだろう。しかしながら、その勢いを維持してリピート購入へとつなげるためには、初動の反応を正確に読み取り、最適な手を打つ必要がある。MarkeZine Day 2025 Springでは、レシート買い取りアプリ「ONE」を運営するWEDの新井俊樹氏が登壇し、レシートデータを用いた購買・顧客分析の方法を解説。酒類メーカーの事例とともに、新商品リリース直後の初動を捉える意義を語った。本稿ではその内容をレポートする。

累計10億枚以上のレシートを買い取り

 WED(ウェッド)が運営する「ONE」は、登録ユーザーからレシートを1枚1円以上で買い取るアプリだ。クライアントが指定した商品のレシートを買い取る「レシート買取ミッション」では、数十円〜数百円と買い取り額が高くなる。

 2018年のローンチから7年ほど経った現在、ONEのダウンロード数は600万を超えており、累計10億枚以上のレシートを買い取っている。そのようにして収集した豊富なレシートデータとONEのユーザー基盤を活用し、同社は企業のマーケティングを支援しているのだ。

 代表を務める新井俊樹氏曰く、WEDの事業領域は「国内外メーカーのセールスプロモーション支援から自治体の消費喚起施策まで、幅が広がっている」という。本セッションでは、ONEのレシートデータを新商品・新ブランドのローンチ時に活用する方法を紹介する。

WED 代表取締役CEO 新井俊樹氏
WED 代表取締役CEO 新井俊樹氏

新商品の初動をいかに素早く捉えられるか

 新商品・新ブランドを市場に投入した直後は、初動が気になるところだろう。多額のプロモーション費用をかけた場合、初週はプレスリリースやCMなどの効果で良い滑り出しを見せるはずだ。しかし、2週目以降も好調を維持することは非常に難しい。「プロモーションの波が落ち着くとともに、販売数も落ちる場合が多い」と新井氏は指摘する。

 売上を軌道に乗せるためには、初動を速く捉えて改善策を打つ必要がある。しかし、意思決定に必要なデータの収集には時間とコストを要するため、課題は多いと言える。

「初動で手を打たなければ、リピート購入や小売店などでの定常販売につなげられません。発売直後の動向を素早く読み解き、最適な対策を打つことが重要です。ONEでは膨大なデータをリアルタイムに取得できるため、実購買ユーザーを素早く見つけてアクションを考えることができます」(新井氏)

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レシートの「表記ゆれ」問題をどう回避する?

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行う。2008年よ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:WED株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/04/14 10:30 https://markezine.jp/article/detail/48561

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