Webとアプリの収益最大化を支援するマーケティングツールの開発・提供をするReproは、Webサイトやアプリの表示速度がユーザーの行動に与える影響について、全国10代から60代の男女1,200名を対象に調査を実施した。
全年代で8割以上が表示速度の遅さを経験
調査結果によると、すべての年代においてWebサイトやアプリの表示速度が「速い」と感じた経験よりも「遅い」と感じた経験のほうが記憶に残りやすい可能性が示唆された。全年代で8割以上の人が表示速度が「遅い」と感じた経験をもっている。


最大のストレス要因は「ページの表示速度の遅さ」
Webサイトやアプリの表示速度が遅いと感じたときに「ストレスを感じた」と回答した人は全体の97.3%に上った。

また、Webサイトやアプリを使用する際に最もストレスを感じる要因としても「ページの表示速度が遅い」という回答が50.7%を占め、他の要因を大きく上回る結果となった。

表示速度の遅さで約7割が離脱、約5割が購買を断念
表示速度が「遅い」と感じてWebサイトやアプリから離脱した経験は、67.0%が「ある」と回答した。また、表示速度の遅さを理由に買い物を諦めた経験があるとした回答者は53.4%に達した。これらの結果から、表示速度の遅さがユーザーの離脱や購買断念に直結していることが明らかになった。
デジタルネイティブ世代の特徴
Webサイトやアプリから離脱した理由として最も多かった回答は「ページの表示速度が遅い」で69.5%、次いで「ページの操作が反応しづらかった」が43.5%となった。「広告やポップアップが多くて操作が妨げられた」は25.3%だった。

年代別に見ると10代・20代のデジタルネイティブ世代では選択率が低い結果となった。これは、若年層とそれ以上の年代で利用するWebサイトやアプリの違いが影響している可能性があるほか、若年層がデジタルメディア上の広告に慣れているやことも要因の一つと考えられる。

【調査概要】
調査名 :タイパ意識とサイト・アプリの表示速度に関する調査
調査期間:2024年12月26日~12月27日
調査手法:インターネット調査
調査対象:直近1ヵ月以内にECサイトを利用したことがある15~69歳の男女
回答者数:全国、10~60代の男女1,200名
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