Reproは、7月25日、店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施した。
同調査では、スーパー・コンビニ・ドラッグストア編、アパレル編、飲食編の3部にわたり結果を公開している。今回は第二弾として、アパレル編について調査を実施した。
約6割が「店員からの案内」をきっけかにアプリを知ったと回答
まず、店舗アプリを知ったきっかけを調べた。その結果、最も多かったのは、「店員からの案内」で57.8%だった。続いて「店内の掲示」で35.0%となった。
1位の「店員からの案内」は、他業種と比較しても特に多い結果に。これは、アパレル系の店舗では他業種の店舗よりも商品購入時に店員とのコミュニケーションが多く発生することが原因として考えられる。
半数以上が「年に複数回以上アプリを利用」
次に、店舗アプリをインストールしたことがあると回答した人に対して、アプリの利用頻度を尋ねた。すると、「年に複数回利用している」が52.8%となった。
これは、アパレルという業界の特性上、シーズンごとに商品を購入するユーザーが多いことが理由として考えられる。
半数以上の人はアプリインストールが行動に影響
続いて、アプリのインストール前後での行動変化を調べた。その結果、「特に変わったことはない」という回答が48.1%で最も多くなった。
一方、「その企業の店舗に来店したり、商品を購入したりする頻度が増えた」が32.2%、「その企業やブランドの情報を積極的に仕入れるようになったと思う」が23.3%となっており、アプリのインストール後に行動が変化しているユーザーも多数見られた。
さらに、「来店頻度や商品の購入頻度が増えた」と回答した人に対して理由を尋ねると、「ポイントを貯めやすい・使いやすいから」「クーポンが定期的に発行されているから」という理由が上位に挙がった。
7割以上がアプリのアンインストール経験がありと回答
最後に、「これまでにアプリをアンインストールしたことがあるか」を尋ねると、7割以上のユーザーが「ある」と回答した。理由としては、「店舗を使う機会が減った」が66.6%で最多となった。
他にも、「初回インストールの特典を使い終わった」「ポイントやクーポンが魅力的でなかった」などの特典に関する理由や、「アプリが不便だった」「プッシュ通知の頻度が多かった」といったユーザー体験に関する理由が多く見られた。
このことから、たとえメリットを感じてアプリをインストールしても、アプリの利便性や体験があまり良くない場合はアンインストールにつながることがわかる。
【調査概要】
期間:2024年1月26日~1月28日
方法:インターネットアンケート調査
対象:店舗アプリを利用したことのある16~69歳の男女
有効回答者数:1,030人(男性=345人/女性=685人)
※本レポートではアパレル系のアプリを利用したことがある472人(男性=106人/女性=366人)の回答を集計
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