SaaS型Web制作プラットフォーム「Wix」を提供するWixは、新たに「オートメーションビルダー」を発表した。
同機能では、カスタマイズ可能な自動化エンジンや直感的に操作できるキャンバスビューによって、オートメーションロジックの設計や管理を行える。タスクを自動化しワークフローの効率を向上させるとともに、新しく導入された条件設定や演算子などの数式機能を活用することで柔軟なワークフロー構築も可能だ。

ユーザーは自動化設定を「オートメーションテーブル」で一元管理でき、トリガー回数といった主要指標はリアルタイムで確認および調整できる。メールの自動化機能においては、顧客別の利用状況やメールを受信した時のアクションに関する詳細なパフォーマンスデータが提供され、コミュニケーション戦略の最適化につなげられる。

また同機能はWix が提供する各種サービスと統合されているため、高度なワークフローも作成可能に。データに基づくクーポン発行など、顧客のエンゲージメント強化へ活用できる。
現在、日本を含む全世界のWixおよびWix Studioユーザーが同機能を利用可能だ。一部の機能は英語のみとなり、今後は段階的に日本語での提供を予定している。
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