電通総研は、傘下の電通総研セキュアソリューションと電通総研ITの2社を統合し、2026年1月1日より「株式会社電通総研テクノロジー」へ商号変更すると発表した。

電通総研グループは、長期経営ビジョン「Vision 2030」において、社会や企業の変革を立案・実現できる多様な人材、多彩なテクノロジー、多種のソリューションを持つ集団として、売上高3,000億円の企業グループになることを目指している。今回の統合により、グループ内のシステムインテグレーション事業における開発および運用保守機能を集約し、経営基盤を強化することで、グループシナジーの拡大を推進する。
統合対象となる2社は、2009年設立の電通総研セキュアソリューション(従業員数566名)と、1971年設立の電通総研IT(従業員数580名)。両社とも電通総研の100%子会社で、代表取締役社長は中川雅昭氏が務めている。
統合後の新会社は、資本金3億円、従業員数約1,200名となる見込み。電通総研セキュアソリューションのITインフラにおける設計・構築、運用・保守に関する豊富な実績と知見、電通総研ITのシステム構築に関する高い技術力とノウハウという両社の強みを統合し、システムインテグレーション事業のさらなる強化を図る。
これにより、生成AIをはじめとする先端技術の急速な進化やIT人材の不足など、同社グループを取り巻くビジネス環境の変化に適応できる強固なソリューションの開発・提供体制を構築し、さらなる成長を目指すとしている。
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