ライトアップとユミルリンクは、SNSや生成AIの台頭といった検索・購買行動の変化が著しい現在における、メールマガジンが果たす役割と価値について共同調査を実施した。
メールマガジンをきっかけに取った行動
「メールマガジンをきっかけに取った行動はあるか」という質問に対して、すべての選択肢で昨年の回答を上回る結果が出た。

また「メールマガジンをきっかけに使う金額」に関する質問でも、一部で昨年度を超える回答が見られた。「1万円以上」の割合は、Webが11.0%、実際の店舗で7.3%だったのに対し、今回はWebが20.7%、店舗が14.8%と大きく増加した。
商品やサービスの情報収集に使うメディア・ツール
商品やサービスの情報収集に使うメディア・ツールについて質問したところ、1位がWeb検索で52.3%、2位がYouTubeで42.6%、3位がInstagramで34.9%という結果となった。
しかし20~30代に限ってみると、YouTube・Instagram・Xの主要SNSがトップ3を占めた。ここから、若い世代はSNS、40代以上はWeb検索というふうに検索行動が大きく二分されていることがわかった。

メールマガジンは、どの世代においても一定の利用率を保持。特に60歳以上ではメールマガジンが情報収集ツールの2位に上がった。理由として「内容がわかりやすいから」が42.8%、「信頼できる情報源だから」が37.2%となった。
商品購入やサービス利用を検討する際に、企業・ブランドからの発信として最も信頼できるツール・媒体を質問。各SNSを抑えて、メールマガジンが最も信頼できるという結果になった。

メールマガジンにユーザーが期待していること
そんなメールマガジンにユーザーが期待していることは「自分にとって役立ちそうな情報」で56.1%だった。

【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20歳以上の男女で企業やブランド、店舗などのメールマガジンを登録している人
有効回答数:1,109人
調査期間:2025年5月1日~2025年5月2日
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