Shirofuneは、広告運用自動化ツール「Shirofune」のAIクリエイティブ改善ツール「I’m Creative」に、「傾向分析レポート機能」を追加搭載したと発表した。

同ツールは、動画・静止画広告のパフォーマンス差の要因をAIが定量的に分析し、改善提案を自動出力するもの。新機能により、ユーザーが過去に配信した数十本から100本規模の広告クリエイティブの実績データを基に、AIが自動で成功・失敗パターンを発見し、今後の制作活動へ活用できるナレッジレポートの出力が可能になる。
同機能は、Shirofuneがこれまで培ってきたクリエイティブ分析によるパターン認識技術を活用しており、統計的な傾向を抽出できる点が特徴だ。
分析手順は、分析期間、分析対象範囲、評価指標(CPAやCVR、CTRなど)の3つを選択すれば完了する。AIが指定された評価指標を基に成功・失敗した広告を完全自動で選定するため、人間の主観が入らず、より客観性の高いパターンの発見が実現される。これにより、広告代理店などはクライアントへの提案時に、データに裏付けられた説得力のある制作戦略を提示できる。
また、出力レポートは抽象的な数値ではなく、「職種名は画面上部に大きく配置する」といった、クリエイターが実務で即利用できる具体的な制作指針として言語化される。デザイナーやディレクターはこのナレッジを次回の制作チェックリストや品質基準として活用できる。
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