MMDLaboが運営するMMD研究所は、LP表示速度改善ツール「LandingHub」を提供するTeNと共同で、20歳~69歳の男女10,000人、本調査ではWEBサイト離脱経験者512人を対象に2025年5月14日~5月16日の期間で「消費者のWEBサイトの表示に関する調査」を行った。
我慢できる時間は「10秒以下」が71.3%
スマートフォンのWebサイトの読み込みが遅いと感じたことがあると回答した3,219人を対象に、表示されるまで我慢できる時間を聞いたところ、我慢できる時間で最も多かった回答は「4秒~5秒程度」で27.3%となった。10秒以下(1秒以内程度、6秒~10秒程度の合算割合)と回答した人は71.3%だった。
次に、スマートフォンのWEBサイトの読み込みが遅いことでストレスを感じると回答した3,003人を対象に、ストレスを感じ始める時間を聞いたところ、ストレスを感じる時間で最も多かった回答は「6秒~10秒程度」で27.4%となった。10秒以下と回答した人の割合は52.6%だった。

離脱することが多いのは「ニュース、メディアサイト」
Webサイト離脱経験者512人を対象に、途中で離脱することの多いWebサイトのジャンルを聞いたところ(複数回答可)、「ニュース、メディアサイト」が32.0%と最も多く、次いで「ECサイト(Amazonや楽天などの総合モール型)」が23.6%、「ブログ、まとめサイト」が19.1%だった。

Webサイト担当者の84.6%が改善に取り組んでいる
上記調査に加え、同研究所では、20歳~69歳のWebサイト担当者500人を対象に、「WEBサイト表示速度に関する担当者の意識調査」も実施した。その結果、84.6%が担当しているWebサイトで改善に取り組んでいるものがあると回答した。
次に、取り組んでいるものがあると回答した401人を対象に、担当しているWEBサイトの改善項目を聞いたところ(複数回答可)、「セキュリティや信頼性の強化」が37.7%と最も多く、次いで「商品ページの情報充実」が34.9%、「WEBサイトデザインやUIの改善」が34.7%となった。

また、Webサイトの表示速度の改善に取り組んでいる目的の上位は「顧客体験の向上」「ブランドイメージの向上」「離脱率の改善」だった。
【調査概要】
「消費者のWebサイトの表示に関する調査」
調査期間:2025年5月14日~5月16日
有効回答:予備調査10,000人 ※人口構成比に合わせて回収、本調査512人
調査方法:インターネット調査
調査対象:予備調査20歳~69歳の男女、本調査WEBサイト離脱経験者
設問数:予備調査11問、本調査3問
「Webサイト表示速度に関する担当者の意識調査」
調査期間:2025年5月14日~5月16日
有効回答:500人
調査方法:インターネット調査
調査対象:Webサイト担当者
設問数:9問
【関連記事】
・ユナイテッドアローズ オンライン、ギャプライズのSpeed Kitを導入し実証実験/表示速度が改善
・表示速度の遅さを理由に約7割がWebサイト・アプリから離脱 約5割が購買を断念【Repro調査】
・オノフ、SNS広告に関する女性の意識調査 うっとうしく感じる表示回数は20代2.9回、30代2.8回
・Threads、一部利用者に対し広告表示を試験的に開始
・Shopify、アプリ「Shop」で国ごとのブランド検索機能を発表 ユーザーと近い地域の商品も表示