オフライン購入にもAmazonのストアでの購入頻度にも好影響
Amazonのストアを販売チャネルとしても利用しているC社は、Amazon Adsの利用がAmazonのストアにおける購買と、オフラインストアでの購買に与える影響を分析した。Amazon Adsへの接触者がAmazonのストアでの購買につながったケースと比べると、オフラインでの購買につながったケースはそのおよそ2倍になっていることを確認し、Amazon AdsがAmazonのストアの外でのコンバージョンに与える影響力を認識した。
そしてもちろん、Amazonのストアでのコンバージョンにも寄与する。
D社は、1年前の「プライムデー」などのビッグセールで、Amazon DSPを利用してその前年のビッグセールでの購入者に対してAmazon DSP広告を配信し、同時期に実施した元々費用対効果が高いとされる自社商品へのASINリマーケティング(※1)と比べてもROAS(広告費用対効果/Return on Ad Spend)を約2.5倍にすることができた。
※1:Amazonでは商品ごとにASIN(Amazon Standard Identification Number)と呼ばれる個別のIDが割り振られており、「ASINリマーケティング」とは、このASINを用いて特定商品の閲覧・購買オーディエンスセグメントを作成し、広告配信する機能を指す。
E社は、Amazonのストアにおける過去の購入者を対象に、購入日(Recency)と購入頻度(Frequency)購入金額(Monetary)の3つの指標で分析するRFM分析を行ってセグメンテーションをしている。「最終購入日から期間が空いており、かつ購入頻度が低いオーディエンス」を対象に新商品やセールの訴求を行うことで、購入頻度の向上を実現した。

Amazon Adsを支える、蓄積された豊富なインサイトと緻密な分析
ここまで紹介してきた事例はどれも、Amazon Adsの効果を定量的に可視化し、インサイトを基にした高精度なフルファネルマーケティングを支援するものだ。
こうした施策を支えるのが、Amazonが提供する、プライバシーが守られたクラウドベースのクリーンルームソリューション「Amazon Marketing Cloud(AMC)」。AMCでは、Amazon上のインサイトだけでなく、広告主側のインサイトや、オフラインでの購買情報を含む様々なインサイトをマッチさせながら分析できると言う。オプションである「AMC Audiences」を使えば、得たインサイトに基づいてオーディエンスセグメントを生成し、活用することも可能だ。
「AMCによる分析が可能なAmazon Adsの活用は、Amazonのストアでも、自社のオンラインストアでもオフラインストアでも、多様化し複雑化するオーディエンスインサイトへの理解を深め、フルファネルマーケティングの精度を上げます」(中村氏)
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