電通は、購買場所ごとの購買者像を可視化する「People PALETTE」の提供を開始した。同サービスでは、大規模調査データに小売企業やECサイトなどが保有する購買ログデータを生成AIで統合し、ブランド・商品における購買者の人物像情報を付与する。

具体的には、電通が約15万人・約30業種を対象に年2回実施する意識調査から、生成AIにより108種類の「Personality CHIPS(購買者の属性や特性)」を抽出。このデータベースを各種購買ログデータと統合し、特定ブランド・商品の購買者像を「どのような人が、どの場所(チャネル)で購入したか」を分析する。
購買場所ごとの購入実績情報や、購入者がその場で他にどのようなブランド・商品を購入しているかといったデータを加味することで、より具体的な購買者像の理解が可能となる。これにより、店頭陳列や商談、商品開発など様々なマーケティング施策に活用できる分析情報を提供する。

また、People PALETTEとテレビなどの視聴ログデータを組み合わせ、購買者層と親和性の高いメディアやコンテンツの分析にも対応。購買者特性を踏まえた広告出稿や店舗販促、商品開発にも展開できる。
【関連記事】
・True DataとSMN、デジタルマーケティングサービスと広告用購買データの連携を開始
・生成AIを活用した購買データ分析ソリューション「Urumo BI」ターゲット顧客の再現機能を独自開発
・UNICORN、購買履歴・予約情報・利用金額などのオンライン行動データを活用した広告配信を開始
・トゥモローランド、Brazeを導入 店舗とECをまたいだ購買強化・LTV向上を目指す
・アドインテとSMN、テレビCM視聴とデジタル広告配信、リアル店舗での購買データを連携するサービス提供