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データ管理作業が4分の1に? 商品情報を“デジタル資産”に変える「PIM」の可能性とは

なぜ情報はバラバラになるのか? 現場を悩ます商品データ管理の落とし穴

MZ:なるほど。データが集まらない上に、集まったデータも整理されていないとなると八方塞がりですね。特に扱う点数が多い「商品データ」などは、管理がさらに大変なのではないでしょうか?

新井(ABCファンライフ):おっしゃる通りです。実は商品データの管理はもっと深刻でして、同じ商品データが基幹システムやECシステム、画像サーバーなど、様々な場所に点在・重複してしまっています。データの重複はリソースを圧迫しますし、何より「どれが最新で正しい情報なのか」が分からなくなるリスクを生みます。

 さらに問題なのが、その元データを入力するプロセスです。メーカー様からExcelでいただいた情報を、我々が手作業で基幹システムに打ち込んでいるため、アナログな「伝言ゲーム」になってしまっている。どこかでミスが起きると、間違った情報がすべてのチャネルに伝播してしまう恐れがあるため、注意が必要な作業となります。

MZ:こうした商品データの分散や属人化といった課題も、やはり業界の「あるある」なのでしょうか。

窪田(インターファクトリー):そうですね。多くの企業様が同様の課題を抱えています。ECで扱う商材は増える一方ですから、お話にあったようなデータの分散や重複といった問題は時間と共に深刻化します。片方のデータを更新しても、もう一方が古いまま残ってしまい、お客様に誤った情報を提供してしまうという事態は、起こりがちな課題の一つです。

商品情報を“デジタル資産”へ。PIMが拓くデータ管理の新たな地平

MZ:そうした複雑な課題を解決するのが「PIM」というわけですね。ここで、PIMとはどのようなシステムなのか、解説いただけますでしょうか。

窪田(インターファクトリー):PIMは「Product Information Management」の略で、日本語では「商品情報管理」と訳されます。その名の通り、企業内に散在する商品情報を一元的に集約・管理し、ECサイトや各種モール、カタログなど、様々なチャネルへ正確な情報を効率的に配信するためのシステムです。

 海外では市場が大きく伸びていますが、日本ではまだ認知度が低く、市場は黎明期と言えます。しかし、先ほどお話しいただいたような課題は多くの企業が潜在的に抱えており、我々もEC事業のお客様から同様の悩みを数多く伺ってきました。そこで、これらの課題を解決すべく「EBISU PIM」を開発・提供するに至りました。

画像を説明するテキストなくても可

MZ:「EBISU PIM」ならではの特徴や強みはどこにあるのでしょうか。

窪田(インターファクトリー):最大の強みは「外部サービスとの柔軟な自動連携」です。従来、EC担当者様は楽天市場やAmazonなど、各モールの管理画面に個別にログインし、手作業で商品情報を登録・更新する必要がありました。これは非常に手間のかかる作業です。

 「EBISU PIM」を使えば、一つの管理画面で情報を更新するだけで、連携しているすべてのチャネルに自動で情報が配信されます。これにより、担当者が更新作業にかけていた時間を3分の1、4分の1にまで削減できます。単にデータを一元管理するだけでなく、API連携によって「自動化」し、業務効率を飛躍的に向上させるところに、我々のPIMの価値があると考えています。先ほど新井様がお話しされた『伝言ゲーム』のようなアナログな転記作業がなくなり、ヒューマンエラーを根本から防ぐことができるのです。

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現場が求めるPIMの真価とは? ABCファンライフが描く理想の連携

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社インターファクトリー

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/10/21 10:30 https://markezine.jp/article/detail/49791

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