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国内初導入!Meta「Signals Gateway」でCPA44%減を実現した最新事例

 デジタル広告の単価上昇やCookie規制によるデータの欠損といった課題が表面化する中、ファーストパーティデータの収集・活用によって広告効果を高めることが重要になっている。Metaが提供するクラウドベースソリューション「Signals Gateway」は、高度なデータ活用をサポートする機能を備える。Signals Gatewayを国内で初めて導入し、活用事例を作ったのが、デジタルマーケティング支援を手掛けるサイバーエースだ。Signals Gatewayの特長と今後の展開について、サイバーエースの本多祐人氏と宍倉舞氏、Metaの桑原克也氏に話を聞いた。

多様なデータ収集が可能な「Signals Gateway」とは?

――サイバーエースは、Metaのソリューション「Signals Gateway」を国内で初めて本格導入し、活用事例を創出しました。まずはどのようなソリューションなのか教えてください。

桑原:Meta広告でより効果的に広告配信を行うために、広告主は自社のデータをMetaに送信するために「コンバージョンAPI(Conversions API)」を設定する必要があります。企業や代理店が直接開発を行いコードベースでつなぐこともできますが、開発リソースや細かい仕様確認が必要になることから、実装期間が長期化する恐れがあります。そこで、コンバージョンAPIを簡単に設定するためのソリューション「コンバージョンAPIゲートウェイ(Conversions API Gateway)」を提供しています。それにアドオンする形で提供を始めたのが、Signals Gatewayです。

Facebook Japan合同会社 ソリューションアーキテクト ビジネスエンジニア 桑原 克也氏
Facebook Japan合同会社 ソリューションアーキテクト ビジネスエンジニア 桑原 克也氏

 コンバージョンAPIゲートウェイは、カート追加や購入など、Webで発生した行動データの送信がメインの機能です。一方Signals Gatewayでは、Webだけでなく、オフラインやアプリのデータ、企業のファーストパーティデータなどを送れます。送り先も、Metaだけでなく、カスタムで目的地を設定できます。

 また、Signals Gatewayより「Signals Gateway Pixel」という新しいピクセルを発行できるようになったことで、より豊富なデータ収集が可能になりました。

――海外では既に多くの成果が出ているのですか?

桑原:はい、多くの企業で活用されています。MetaピクセルとコンバージョンAPI連携に加えて、Signals Gateway Pixelを実装した広告主企業では、MetaピクセルとコンバージョンAPI連携のみを使用した場合と比べて、獲得単価(CPA)が平均23%低減しています。

海外事例
海外事例

サイバーエースがSignals Gateway活用を決めた理由

――サイバーエースは、Signals Gatewayのメリットをどのように見ていますか?

本多:コンバージョンAPIの実装方法はたくさんありますが、実装ツールによって精度がまちまちで、データ収集のクオリティが下がる可能性があります。コンバージョンAPIゲートウェイは実装のクオリティを担保できる一方、柔軟性の面ではまだ課題がありました。

 その拡張版とも言えるSignals Gatewayは、「Signals Gateway Pixel」でよりリッチなデータを取得できることに加え、活用の幅を大きく広げるオプション機能が強みです。たとえば、ファーストパーティデータの本格的な連携やオフラインでのコンバージョン計測、BigQueryをはじめとする外部ツールとの高度な連携などが可能になります。

――今回、サイバーエースが国内で初めてSignals Gatewayを導入すると決めた理由を教えてください。

本多:Signals Gatewayを導入する理由は、まず現在のコンバージョンAPI計測をよりリッチなものにし、これまで取得しきれなかったデータまで捉えることで媒体の計測精度を向上させる、という直接的なメリットがあるからです。それに加え、将来的にはファーストパーティデータを活用した高度な計測環境を整えることも可能になります。

 また、私たちのチームのミッションは計測の導入から活用までを支援することですが、特にファーストパーティデータの活用は、多くの企業にとってデータ基盤の構築など、依然としてハードルが高い領域です。その点、Signals GatewayはMetaが環境を提供することでそのハードルを下げてくれるため、私たちのミッションを推進する上で非常に強力なソリューションだと考えました。

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国内でもCPAは44%の低下、CVRは20%改善を確認!

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この記事の著者

加納 由希絵(カノウ ユキエ)

フリーランスのライター、校正者。

地方紙の経済記者、ビジネス系ニュースサイトの記者・編集者を経て独立。主な領域はビジネス系。特に関心があるのは地域ビジネス、まちづくりなど。著書に『奇跡は段ボールの中に ~岐阜・柳ケ瀬で生まれたゆるキャラ「やなな」の物語~』(中部経済新聞社×ZENSHIN)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社CyberACE

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2025/09/30 10:00 https://markezine.jp/article/detail/49833

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