プレイドは、マルチチャネルでコンテンツを統合管理できるAIネイティブなヘッドレスCMS「Craft Cross CMS」のβ版提供を開始した。
今回β版を提供開始したCraft Cross CMSは、豊富なAI支援機能を備えたヘッドレスCMSである。ウェブ・アプリ・メール・LINEなどマルチチャネルでのコンテンツ一元管理に対応し、KARTEシリーズおよび外部プロダクトとの柔軟な連携性を特徴とする。同社の他プロダクト導入を前提とせず、単体で月額4万円から導入できる。
タイトル・本文・タグなど自由度の高いフィールド定義が可能で、チャネルごとに最適なコンテンツを活用できる。文案提案や改善補助を行うCopilot、コンテンツ制作ワークフローをAIで効率化するRemote MCPなどの機能により、コンテンツ制作をAIが支援する。

Craft Cross CMSで管理するコンテンツをKARTEのカスタマーデータ(閲覧履歴、属性、行動スコアなど)と結びつけることで、「誰に・いつ・何を・どこで」を統合的に制御できる。たとえば新商品の紹介記事を更新すれば、KARTEのセグメント条件に応じてウェブ接客やアプリ内通知、メール施策に即時反映され、一貫した内容を届けられる。
KARTE Craftのプロダクト群との連携によるソリューション例として、記事更新に連動した多言語への自動翻訳、内容のAI要約、ターゲット層に合わせた文章トーンの自動調整が可能となる。また、ユーザーの閲覧履歴を加味した高精度な商品検索、FAQ情報をもとにしたチャットボットの回答自動生成なども実現する。
【関連記事】
・プレイド、KARTEのアクション機能を刷新し「フレックスエディタ」を提供 AIエージェント機能も実装
・プレイド、顧客体験プラットフォーム「KARTE Message」正式版の提供を開始
・ディーエイチシー、顧客接点の統合と一貫した顧客体験の実現に向けてKARTEシリーズを導入
・FireworkとKARTEが機能連携 KARTE上で動画や視聴データを活用した施策が可能に
・丸井グループ、KARTEシリーズを導入 マルイウェブチャネルなどの顧客コミュニケーション基盤を構築