
「いいモノ=有名ブランド」だった時代は、もう昔話なのかもしれない。ブランドは品質を約束する印から、自らの暮らしに合うかを測る目印へと変わっている。若年層はもはやレビューやランキングで“みんなの正解”を追いかけるのではなく、推しの界隈や専門家の語りに耳を傾ける。フリマサービスは“欲しいものを確実に探す”場として、越境ECは“偶然の出会いを楽しむ”場として、それぞれの特徴を理解しながら、何をどのチャネルで買うかを賢く選び分けている。定価は揺らぎ、ブランドの象徴的価値は後退する――そんな中で、ブランドはどのように価値を発揮できるのだろうか。
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梅畑 友理菜(ウメハタ ユリナ)
野村総合研究所 マーケティングサイエンスコンサルティング部 コンサルタント
2020年入社。化粧品業界や、ラグジュアリーブランド、金融機関のマーケティング・ブランディング戦略、その他生活者データを駆使した民間企業のコンサルティングに従事。
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